ヤングキングコミックス 奥山ケニチ短編集 めくれる思春期

著者名：奥山ケニチ

少年画報社（2021/06発売）

• ISBN：9784785969264

内容説明

磯部くんが死んだ。エスカレーターで女性の下着をのぞきこみ、警備員に見つかり逃げた拍子に転げ落ちたらしい。階段下から見える一瞬のパンチラのロマンを共有する男子高校生２人の青春ストーリー「磯部くんのパンツ」（モーニング新人賞受賞）他奥山ケニチ珠玉の短編読み切り集！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[akihiko810/アカウント移行中]

冴えない男子の葛藤と青春を描いた短編集。7.5/10点　１話の「磯部君とパンツ」を読んだら、ものすごくて（今風の言葉で言えば「超エモい」）、「大型新人現る！！」と思ったら、作者は新人ではなさそうだった（「ワンナイト・モーニング」という連載作があるそうだ）。　冴えない青春を送ってきた人々にはぶっ刺さりまくりの短編が並んでるので、素晴らしい。この作者が大型であることは疑いようがないので、連載作も機会があれば読みたい

2022/12/07

[うーよー]

勉強も運動もそんなに出来ない。特別な能力は何も持っていない。悪意も誠実さも突出していない。そんな人達が持つことが出来るたったひとつの宝、それは「多くの人との共感」。これは市井の人達の内面が赤裸々に描かれた作品集。でもね「共感」を持って貰えれば、友達が出来るんだよね。ふと生活に疲れを感じた時は、お金と同じくらい友情が欲しいよ。

2022/01/10

[なつのおすすめあにめ]

リア充でも、オタ充でもない、そんな青春もあるよね～って。

2021/12/22

[あずま]

クラスにいる普通の子〜冴えない子の視点を持っている、奥山さんにとっても共感できる。私も冴えないやつだったもんなあ。今でも冴えないけど。

2021/07/17