光文社文庫<br> 鳩が来る家

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光文社文庫
鳩が来る家

  • 著者名:倉阪鬼一郎
  • 価格 ¥550(本体¥500)
  • 光文社(2021/05発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784334734305

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内容説明

「船だ……船が復讐に来る」口癖のように呟(つぶや)き続け、狂死した父。母も後を追うように首を吊った。呪われた嘗羅家(なめらけ)最後の生き残り・雄作の元へも“彼ら”はやって来た。一族を根絶やしにするために……(表題作)。母が死んだ生家(せいか)に帰った男を襲う怪異(「骸列車」)。謎の缶詰に隠された恐るべき秘密(「蔵煮」)。研(と)ぎ澄まされた文章が紡(つむ)ぎ出した、純度120%の恐怖譚13編!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

Rammstein

10
怪異話13篇。ぶっ飛んだグロ話から、理解不能な怪談話までよりどりみどり。ホラーの雰囲気を醸し出しつつ、一種の哲学的な講話も含まれているような雰囲気なので、きちんと理解しながら読もうと思うと結構苦労する。そういう意味では読書会映えする。けど、こういう本で読書会してると、傍から見ると新興宗教立ち上げ会みたいな風景になりそうで怖い。2019/01/25

あねさ~act3 今年1年間は積読本を無くす努力をしたいなぁ。←多分無理🤣

5
衝動借り。 う~ん。 雰囲気は悪く無いんだけど…………。 思ったんと違った😢2021/11/18

gu

5
特に好きなのは「裏面」「黒い手」「天使の指」「緑陰亭往来」。この世ならぬものを呼び込むのも、凶事を引き起こすのも、言葉(文字)なんだと思わされる。「布」という一字の怖ろしさ。2017/07/16

ハルクイン

5
どの作品にも狂気的な雰囲気が包み込まれてる怪奇作品集。ニュアンス的にホラーではなく、怪奇小説と言いたい。2013/07/04

ろけっと

5
倉阪鬼一郎らしいホラー短編集だった。何か哲学的な作品になってくると理解しづらくなることもあるが、「蔵煮」「黒い手」「天使の指」に描かれているのは狂気の世界。これもまた倉阪ワールドだ。2010/07/12

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