内容説明
アイヴィーがフロント係として働くホテルは、20世紀初頭に富豪が建てた屋敷を改装したもの。宿泊客は、一族が収集した絵画や彫刻に彩られた豪華な空間での非日常を楽しみに訪れていた。あるときアイヴィーがチェックインを担当したのは、気難しい老婦人。一緒に来た息子だけでなくホテルスタッフや別の宿泊客にも強い言葉で迫っていた彼女が、ディナーの席で倒れ、そのまま命をひきとってしまった。重度の食物アレルギーがあったため、疑われたのは料理を作ったシェフ。完璧主義者の彼がそんな初歩的なミスを犯すなんてありえない。けれど警察はそれ以外の可能性を探ろうとせず……彼の絶対の無実を信じるアイヴィーはひとり、事件の真相を探ることを決意する!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
み
24
う〜ん、無茶する女子なので、コージーらしいものの、ちと好みでなく残念なり。続編出ても手が出ないかも…。2021/10/23
本木英朗
19
アメリカの現代コージーミステリ作家のひとりである、オードリー・キーオンのデビュー作である。アイヴィーがフロント係として働くホテルは、20世紀初頭に富豪が建てた屋敷を改装したもの。宿泊客は、一族が収集した絵画や彫刻に彩られた豪華な空間での非日常を楽しみに訪れていた。あるときアイヴィーがチェックインを担当したのは、気難しい老婦人……という話である。最後までぜんぜん分からなかったよ、俺は。フロント係のアイヴィー、そして作者の名推理を楽しもうぜ! またいつか読もうと思う。2022/01/27
ごへいもち
16
いやぁ、ちょっとガッカリ。表紙から想像したのとは違って現代だし、スッキリしないというか、あかぬけない感じ2021/05/25
ミミネコ
12
初コージーブックスで表紙買い。イギリスが舞台だと思いこんでたら現代アメリカだった。予想外ばかりだったけれど楽しく読了しました。2022/04/09
sugar&salt
9
主人公のアイヴィーはパニック障害を抱えていて、そのせいで大学を休学し仕事も続かず、1人暮らしをするお金もなく父親と2人暮らし。今までのコージーミステリの主人公女性たちとは全然違うタイプだけど、親友を助けるために頑張る姿は格好いい!けど、怪我しすぎかなー。 秘密の部屋に何があったのかとか、宿泊客の秘密とか結局分からなかったような・・・。2022/06/27