ファミ通文庫<br> 放課後の図書室でお淑やかな彼女の譲れないラブコメ2

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ファミ通文庫
放課後の図書室でお淑やかな彼女の譲れないラブコメ2

  • ISBN:9784047365087

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内容説明

瀧浪泪華のことが好きという気持ちに自信を持てない真壁静流。感情の整理ができず悩んでいると、先輩の壬生奏多から「自分の感情に誠実であればいい」とアドバイスを受け、少しずつ泪華に気持ちを伝えはじめる。そんな中、蓮見紫苑と一緒に帰っているところを同級生の直井恭兵に見つかってしまう。紫苑との関係性を話したくない静流はお互いの家が近いと嘘をつくのだが、後日紫苑が異母兄弟と話してしまい、恭兵と険悪なムードに。すると学園内で「真壁静流が瀧浪泪華につきまとっている」という噂が出回り始めて……。大人気シリーズ『佐伯さんと、ひとつ屋根の下』のスペシャルストーリーも収録!!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

芳樹

49
自分を客観視でき過ぎてしまい自分の気持ちが本物かどうか自信が持てない静流が、奏多先輩からの助言を受け泪華に向き合っていく今回。自己評価が低いのも考えもので、他人が静流をどう評価しているかなんてその人にしか分からないのに、その評価を決めつけるのはある意味傲慢。特に紫苑に対してその傲慢さが発揮されていて、達観しているような静流ですが、その点に幼さを感じますね。それを含めてこれから静流がどう自分と向き合っていくのか。奏多先輩と過去に何があったのかも知りたいし、静流と先輩達との関係の行く末がとても気になります。2021/04/30

よっち

41
奏多先輩からアドバイスを受け、少しずつ泪華先輩に気持ちを伝えはじめる真壁静流。そんな中、蓮見紫苑と一緒に帰っているところを同級生の直井に見つかってしまう第二弾。異母姉を気遣い嘘をついた静流と、裏表のない紫苑が話してしまったことで生じた齟齬。複雑な想いを抱える直井とのすれ違い、「真壁静流が瀧浪泪華につきまとっている」という噂。静流を振り回す三人の先輩とのやりとりがいい感じですが、危機に陥っても心揺れる静流のことを支えてくれる人がいて、本当に大切なものを失わないために向き合ってゆくその姿がとても印象的でした。2021/04/28

げんごろう

24
甘くてビターで落ち着いた作風は健在。 今巻も積極的な泪華が健気で可愛く、静流は相変わらず面倒くさい男でした(笑) そこが彼のアイデンティティなんでしょうけど、一筋縄ではいかないですね。 巻末の“佐伯さん”も面白かったです! 2021/05/16

きっと

17
楽しく読了。九曜さんらしさ全開の作品でとても良かったです。最も近くにいる蓮見先輩がこれだけ魅力ありすぎると、瀧浪先輩がどれだけアプローチしようと思うように進展しないのもわかります(笑)。行きつ戻りつもじっくり徐々に人間関係が深まっていく物語に引き込まれてしまいました。前巻と同様、次巻の展開がまったく読めないので発売が楽しみです。蓮見先輩と実は血縁無しだったストーリー、期待したいなぁ…2021/08/21

まっさん

16
★★★☆ 一巻を絶賛しながら次を読むのに二年も空けてしまった今巻。前回同様に良い意味で昔ながらのなろうラブコメ感を強く感じる作品であり、拗らせまくった静流と裏表の激しい美少女・泪華が紡ぐ絶妙な距離感の元に描かれる学園ラブコメ物としてとても楽しめました。 今作の特徴でもある二大ヒロインのうちの一人・紫苑が、静流とは血の繋がった姉と弟という関係からカップリングとして成立しないであろうという推測の元、泪華とのラブコメ関係をしっかりと楽しむ事が出来た所は良かったですし、一方で紫苑の相手になり得るキャラクターの→2023/02/01

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