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内容説明
韓国で「真のフェミ本」と話題沸騰!【サッカー本大賞2021受賞】
仕事アリ、夫アリ、子どもナシ、30代の著者は、ロナウドのプレーに魅了されてから熱烈なサッカーファンとなり、地元のアマチュア女子サッカーチームを探して入団。それから起こった様々な出来事や心情の変化をユーモア溢れる生き生きとした筆致で綴る抱腹絶倒の体験記。
男のスポーツという印象が強いサッカーの世界に著者が飛び込んでいった時の気づきがとても面白い。サッカーの世界では「女が知ってるはずがない」という偏見を前提に、男は女に説明したがる。そのおかしさが、著者の視点によってわかりやすく見えてくる。そして女がサッカーをするときのハードルは、社会の中で男の領域とみなされている場所で女がサヴァイブするときのハードルにもつながっていると気づかされる。
チームの女たちは、時間をつくって練習を重ね、体と向き合い、どうすればサッカーがうまくなるかで頭がいっぱいだ。大好きなサッカーを続けるために、女たちは手と手を取り自然に連帯していく。現状を嘆くのではなく、どう連帯するかを、サッカーを通じて軽妙に語る本書は韓国で多くの読者に熱く支持され、YES24主催「今年の本」にも選ばれた。サッカーを通してフェミニズムの先にある希望を読者は見出せるだろう。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちゅんさん
41
著者がアマチュア女子サッカーチームに入りのめり込んでいく過程を描いたエッセイ。ただ大好きなサッカーをしているだけなのに女性だからというだけで遭遇する不快な出来事(元韓国代表にまでコーチングしようとする男には唖然),それらの問題をとても気持ちよくユーモアを交えて提起し吹き飛ばしていく素晴らしいスポーツ&フェミニズムエッセイ。2021/01/23
yyrn
33
コレは大当たり!まるで三浦しをんのくだけたエッセイのような軽い文体ながら、サッカー好きが高じて加入した地元のアマチュア女子サッカーチームでの出来事を通じて、かつサッカー用語を巧みに織り込みながら、現代の韓国社会の世相を(特に男たちの時代錯誤のマウンテンぶりなどを)ユーモアたっぷりに教えてくれる本。日本人が心の中で思うことを、言葉に出してぶつけ合うことが多いのが韓国人で、それだけの差で根は同じだなと思わせてくれる数々のエピソード。おススメです。さっさと仲直りして少年サッカーの日韓交流試合を再開してほしい。2020/12/09
kana
24
私は、サッカーを本格的にやったことは一度もないし、好きなサッカーチームや選手がいる訳でも、テレビでサッカーを見ることもないけれど、私もホンビさんと同じようにサッカーが好きだ。(体育の授業で夢中になりすぎて、足を骨折してもなお)何かを好きだと思う気持ち、情熱は、何て尊くて美しくて素敵なものなのだろう。 サッカーについての知識がほぼなくても、ホンビさんのユーモアに何度もくすりとさせられ、目に涙を浮かべ、読み終わる頃には、すっかりホンビさんの友人になってしまったようです。2021/12/07
ルート
20
著者のキム・ホンビさんは、女子サッカーチームに所属している。もともと観るのが好きだったサッカー。ある日突然、自分もやってみたいという衝動に駆られたようだ。チームには選出(元選手)も数人いるが、多くは大人になってからサッカーを始めた人たち。大抵はそれを周りに言うと驚かされるらしい。「女子が○○するなんて」と。この本の場合、○○に入るのはサッカーだ。ジェンダーに関係なくサッカーを楽しみたいというのは自分も賛成だ。ホンビさんは書いている。○○の中に入る単語を減らすことが、偏見を減らすことになると。2020/11/11
チェアー
15
ただただ体を動かしたいだけなのに、女性はなぜ男性のうんちくとか御託とか聞かないといけないのか。おまけになぜサッカーなんかしてるのか、という愚問への答えも用意しないといけないし。 そんなごたごたした暗雲を吹き飛ばすようなキック。そして女性同士の連帯がなんとも気持ちいい。体を動かすことの喜びに満ちたエッセイに、読んでいる側も何か体を動かしたくなる。2020/10/26
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