- ホーム
- > 電子書籍
- > 教養文庫・新書・選書
内容説明
舞台は幕末の江戸。やむない事情で幼い娘と離ればなれとなり、裏店にひとり暮らす女髪結のお徳。世間話をしながら女たちの髪を梳いていると、ことばでは言い尽くせない女の切なさが伝わってくる……。傾いた家を救うために入婿をもらう花嫁の涙、女手ひとつで六人のわが子を懸命に育てる母の強さ、亭主の浮気を疑いながらも平静を装う妻の意地など、人情溢れる短編連作小説。文庫オリジナル。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はつばあば
42
スピノザといういい本を読ませてもらった後の本って中々選びにくい。いっそのこと時代モノをと。これ当りでした(#^.^#)。スピノザと同じく人情ものですが、女の切なさが見事に今の私と合致して!。一日違いのコロナ感染でなんでまだ私がしんどさを引きずってんねん!という怒り(# ゚Д゚)を込めて(笑)。いやいや女は耐えるだけではあきません!自活の道が一番!と娘達を育てましたが・・これもまた‥強い女になってしまいました。KUです是非(#^.^#)。2024/02/19
雨巫女
0
「濡れ衣」が一番好きです。2010/03/18