MF文庫J<br> 株では勝てる俺も、カワイイ女子高生には勝てない。【電子特典付き】

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MF文庫J
株では勝てる俺も、カワイイ女子高生には勝てない。【電子特典付き】

  • ISBN:9784046803276

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内容説明

若くしてデイトレーダーとして成功した奥田理人、二十五歳。タワーマンションで暮らし金銭には不自由のない生活をしているが、かつては極度の人間不信のせいで孤立した高校生活を送っていた。そんな彼の前に現れたのは「灯香の目標はね……タイムマシンを作ることなの!」無邪気にそう語る家出少女、常磐木灯香だった。それはあまりに無謀な夢だったが灯香のひたむきな気持ちを知り、彼女をしばらく家に泊めて夢への出資をすることにした理人。「あ、おはよう、理人さん!」「何してるんだ?」「何って、朝ご飯を作ってるんだよ!」人の心が理解できない男と、ひたすらに夢を追う女子高生の不器用だけど温かい同居生活――
【電子限定!書き下ろし特典つき】

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひぬ

29
人の心を知らないデイトレイダーとして働く主人公・理人と夢を追う女子高生・灯香の同居生活ラブコメ。理人が最初からヤバい行動をしていたため、当初は全くという程好きになれませんでしたが、少しずつ人間らしさを取り戻していく展開は良かったと思います。その反面、灯香は最初から可愛かったのですが、彼女がなぜタイムマシンに固執するのかも説明されず、肝心の開発実験もなくタイムマシンの必要性はないと感じてしまいました。本編とは関係ないのですが、どうしてもタイトルの「株に勝てる俺」の「俺」を「ワイ」に脳内変換してしまいます…2021/05/17

かっぱ

20
デイトレーダーとして成功した青年がタイムマシンを作る目標を持つ女子高生と共同生活を始める物語。お金に執着する余りに人として欠損した理人が、無垢な灯香と接する中で人の気持ちを学んでいくシンプルなお話は読んでいて心地が良い。また、多由との間に秘められた"間違い"など人間らしさに直結する重苦しい過去の描写は好きだなあと思った。ただ、だからこそお金持ちである理人との対になる灯香にはタイムマシンに固執した理由を明確に描いて欲しいところはあったかも2021/05/04

おにおん

16
なんでもお金で解決しようとする人間味の薄い主人公と、ある理由からタイムマシンを作りたいと考えているヒロインの同居ラブコメです。「タイムマシンを作る」というSF要素に期待して購入しましたが、その部分は今巻ではあまり掘り下げられませんでした。ヒロインがタイムマシンを奇跡的に完成させて、過去の主人公と会って……みたいな展開があればとても面白そうだなと思ったので、次巻が発売されたら購入しようと思います。少し辛口にはなってしまいましたが、今後の展開次第では化けるポテンシャルを秘めた作品だと思いました!!2021/04/29

のれん

15
投資家として成功し、資本主義に毒された主人公とのことだが、ギャグ方面に抜けつつも、契約内容の遵守(法律の抜け道を使うの含め)に徹底するのは面白かった。やっぱ金持ちキャラって面白いわ。 ただヒロインのタイムマシンはフワフワしていて、不思議系の女子高生と相違ない。独立できない学生なのも逆にネックになっていたかもしれない。 逆にサブヒロインの多由が重くて面白い。過去の過ちも、今の切れそうで切りたくない微妙な距離も、相性正反対な所も組み合わせが可愛くてしょうがない。 ヒロイン交代で続刊如何だろうか(暴論)。2021/04/25

真白優樹

13
母親に裏切られお金しか信用しない、デイトレーダーの青年がタイムマシン製作を夢見る少女と出会い、始まる物語。―――揺らぎ惑い、恋をする。それは機械では味わえぬ想い。 人間を信用できぬ捻くれた一面を持ちながら、契約の世界で生きるが故に契約は順守する。そんなどこか壊れた大人と、傷ついた少女が出会い、お互いを再生させていく物語であり、独特の温かみと優しさのある物語である。傷つき離れ、見出した自分の想いでもう一度。果たして、もう一度向き合った二人は、どんな未来を描いていくのか。 次巻も須らく期待である。2021/04/29

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