内容説明
ブッカー賞受賞作家が描くテーマパーク・イングランド。そこにはウェストミンスター寺院、ガーデニング、ロビン・フッド、紅茶、シェイクスピア、生ぬるいビール、ハロッズ、王室までもがある。そんなプロジェクトに参加したマーサだったが。レプリカが本物を凌駕するのか。アイロニーと風刺に満ちた傑作!/解説=古川日出男
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Mark.jr
3
イギリスの中のワイト島にもうひとつのイギリスを再現したテーマパーク的施設を創るという、何のこっちゃみたいな荒唐無稽な設定を軸にしつつ。ブリティッシュユーモアを煮詰めたような、シニカルさとブラックさがふんだんに使われた、Evelyn Waugh好きの自分には、かなりツボな作品でした。2022/04/24
楓
3
言い方は悪いかもしれないけど、冗長。 本屋さんで初めの2、3ページ読んだ時は面白そうって思ったのにな。 とは言え、ブレグジット前に書かれたことを鑑みるとイングランド人にはとても面白い本なんでしょう。2022/02/06
sylvie
1
「従業員の一部が演じる役に自分をあまりに重ね合わせすぎてしまうという破壊的な状況に対しても、サー・ジャックは素早く対応した。」(355) 社会心理学の実験で、スタンフォード大学の学生が看守と囚人をやって、本当に成り切ってた。だから、テレビの役者さんが相手を好きになって結婚しちゃうけど、彼らが愛したのは、嵩だったり、暢ちゃんであって、、。なんて事を考えた。バーンズは、2冊しか読んでない。卒業試験の副査の先生が、「僕は彼がノーベル賞を取ると思っていたんだよね」と言っていたので、読み続けるわ。2025/10/06
marevrev
1
まだ途中なんだけど、断念しようかと思っているところ。面白くない。多分英国人じゃないとわからない笑いとかも含まれてるんだろうけど、ストーリーがあるようなないような話ですっ飛ばして読んでると読むべきところが残らない感じ。時間がもったいないので他の本を優先しようと思う。積読の数を考えるとこれの続きを読める日は来ないかな。2025/08/29
-
- 電子書籍
- 猫、ただいま留守番中 幻冬舎文庫