角川書店単行本<br> ニッポンのおじさん

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角川書店単行本
ニッポンのおじさん

  • 著者名:鈴木涼美【著者】
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • KADOKAWA(2021/04発売)
  • ポイント 15pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041111444

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内容説明

キャバ嬢、AV女優など実体験を通して夜の世界を体現しつつ、社会学の視点と女の感性を織り交ぜた軽妙な筆致で人気を博している文筆家・鈴木涼美によって、日本社会が生み出した難解なおじさんたちが今、解剖される

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

のり

18
元AV女優にして、芥川賞2回ノミネート、の鈴木涼美さんの日本のオジサン分析学。さすが専門分野だけあって、かなりエロ方面からの分析が多い。村上春樹様から、ミスチルまで、エロの観点から解説されると、なるほどそうやな、と納得させられる点も多く面白かった。2023/05/30

とある内科医

15
著者と同世代で、おじさんに片足を突っ込んでいる者として、端々に顔を出す90年代ワードにニヤリとしつつも、冷や汗をかきながら大変興味深く読んだ。 言葉選びのセンスと、セックスバイアスと名付けるところの女性としての視点。 時に愛にあふれ、時に辛辣な内容にも、どこか対岸の火事のように距離を置いて読んでいたが、しかしその"自覚のなさ"具合が既に自分自身がおじさん化しつつあることの証左であるようにも思えて震えた。 少しだけ、著者に文体を寄せてみました。2021/09/26

FuSa

13
参考文献の緩急、というか振れ幅の広さよ。 同世代で元ネタがだいたいわかるので読んでいて楽しい 2021/04/28

ぴんく

9
初読みの著者だったので、ジェンスーやカレー沢薫みたいなのを勝手に想像してましたが、これは頭を使う!サクッと読み流せられないなかなか肉厚な内容の本だった。一貫しておじさんニアリーイコール男への嫌悪と悪口、女である観点からのツッコミ、昭和レトロへの郷愁と令和のジェンダー感も織り交ぜながら、こちらも考えさせられます。あと、あとがきだけでも読む価値大アリだな。当然、それまでの本編をちゃんと読んでこそ、なんだが、このまとめ方は秀逸だった!ちょっとファンになりましたちょっとだけ笑笑2022/10/06

うさぎや

7
おじさんの振り見て我が振り直せ。名言。2023/01/31

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