文春新書<br> 16世紀「世界史」のはじまり

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文春新書
16世紀「世界史」のはじまり

  • 著者名:玉木俊明【著】
  • 価格 ¥950(本体¥864)
  • 文藝春秋(2021/04発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 240pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784166613052

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内容説明

「世界史」はここに始まる
歴史を動かしたのは宗教改革でもルネサンスでもなく、グローバル商人だった!?
欧州、新大陸、日本と、世界史が一つにつながった時代。

けっして豊かではなかったヨーロッパが世界を支配できたのは何故か。その答えは
「グローバル化」にある。イベリア半島からの船がアジア、新世界に進み、世界をひとつに結ぶ。
それは戦国日本をも組み入れた「世界交易ネットワーク」の形成だった。
ダイナミックな新しい「世界史」。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かんがく

16
世界全体を視野に入れて16世紀の歴史を綺麗に整理した上で叙述しており、入門書としては最適。それぞれの情報的には教科書レベルなので、やや物足りない。宗教改革とルネサンスの比較、主権国家形成など概念的な話は面白く読めた。2021/11/28

ta_chanko

15
16世紀の大航海時代と宗教改革によって、文字通りグローバルな世界史がスタートした。それを推進したのはポルトガル人・スペイン人、次いでオランダ人・イギリス人。実際には対抗宗教改革、すなわちカトリックの拡大の方が、全世界に及ぼした影響は大きかった。カトリックのもとでの科学革命(中国に輸出)も重要。16世紀は前半が「帝国」の時代、後半は「主権国家」の時代へ。「宗教」よりも「国家」の重要性が増大した転換期でもある。戦国時代の日本も世界史に組み入れられ、対応を迫られた。それが信長・秀吉による統一事業。2021/06/13

fseigojp

12
以前読んだ歴史とは何か 岡田教授 は13世紀のモンゴル帝国で世界史が始まったと述べているが、ややアジア寄りの見方であり、16世紀に旧教国家が大航海の成果を得てヨーロッパ優位となったというのが正当な見方だろう2021/05/09

Aby

4
世界が一つに結び付く「グローバル化」を「世界史」の始まりとすると,16世紀から「世界史」が始まったと考えるのが妥当.その背景には,軍事革命・宗教革命・科学革命の三つの革命がある.それらによって,国際経済(貿易)が確立され世界は切り離せなくなった.◆帯にあるように,高校社会科の新しい科目「歴史総合」を念頭において著されたものと思われる.高校生の入門や高校で世界史を選択してこなかった世代の人向け.良書だが,参考文献リストがないのは残念.2022/01/10

くらーく

3
ちょっと前のNHK特集でやっていたなあ。秀吉がスペインと手を組んで何やらとか。帆船で海外に出られるようになったのが大きいのかねえ。人流、物流の変化が時代の変化を呼ぶのかなあ。 そうすると、飛行機やインターネットが出た20世紀ってすごい時代だなあ。 想像力が掻き立てられるよねえ。2021/06/28

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