内容説明
不妊治療のための技術は不妊でない者にも新たな生殖の形を示した。現役の産婦人科医が生殖補助技術を紹介しながら、その問題点を指摘し、来るべき社会に警戒を促す。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kenitirokikuti
7
図書館にて。2021.2刊行と新しいもの。著者は都立墨東病院の産婦人科部長▲ヒトの体外受精の成功は1978年、日本では1983年である。それ以前に行われたのは人工受精であり、器具を用いて精子を含む精液を子宮に運ぶだけのもの。精子の凍結保存と合わせて畜産では過去から行われていた▲採卵して体外で受精させた後に子宮内に注入するのが体外受精。かつては妊娠成立をより確実にするため、多くの胚を子宮に戻していた。技術の進歩により、人工受精による多胎は05年ごろから急減した▲人工受精はあくまで不妊治療。2021/04/08
jackbdc
3
体外受精で生まれる子が珍しい存在ではなくなっている。1学級に2~3名レベルとなっている。従来の不妊治療から、現在は生殖医療(主体的な体外受精)へ変化している。近未来の子づくりにおいては、凍結保存乱視、卵子・精子提供、着床前診断、代理懐胎等の技術が利用しやすくなると推測されるという。メリットとしては、子供を授かりたいと願っていた人の希望を叶えることが可能となること。留意点は、1.少子化対策には寄与しない、2.経済的格差、3.中長期的エビデンスの不足、4.優生思想との付き合い方など、何れも難問揃いである。2021/05/03
takao
1
ふむ2021/08/30
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