ここまでできる自衛隊 国際法・憲法・自衛隊法ではこうなっている

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ここまでできる自衛隊 国際法・憲法・自衛隊法ではこうなっている

  • 著者名:稲葉義泰【著】
  • 価格 ¥1,584(本体¥1,440)
  • 秀和システム(2021/04発売)
  • ポイント 14pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784798063348

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内容説明

自衛隊に関する本は、戦車や戦闘機、あるいは組織や人などを紹介するものがほとんどでした。しかし、自衛隊の活動や日本の安全保障を本当に理解するには、憲法や国際法、自衛隊法など自衛隊にまつわる「法」の理解が必須です。本書は、「日本の周囲で武力紛争が起きたら」「災害が起きたら」など具体的な事例を設定し、その事例で適用される憲法や国際法、自衛隊法などの専門的な法律や用語をふつうの言葉でわかりやすく解説した入門書です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

金吾

27
自衛隊の活動のイメージが湧いてくるわかりやすい本です。特にところどころに挿入されている例が良かったです。しかしかなりの制約がある状態であるので、現状で国が危うくなった時に守りきれるのか不安になりました。2022/12/07

nagoyan

14
優。自衛隊活動の法的参考書としては便宜。ほぼ、政府の説明にそっており安定感がある。尤も、たとえ話には却って理解を混乱させかねない危ういものも。素朴な「正義感」や「常識」に訴えかけた議論は反対利益を見失わせがち。それでいうと、憲法上の制約が単に憲法に反するからという理由づけで終わりがちなのは本書に限った話ではないが、「憲法=悪者」論に聞こえがち。そもそも9条には、それ相応の立法利益=国家利益があってのことである。本書は自衛隊の活動の場面場面を自衛権行使、警察活動等の行政活動と区分し平易に説きわかりやすい。 2021/10/19

OjohmbonX

6
自衛隊の活動が、各種ルール(国際法・憲法・自衛隊法)でどう縛られているか・根拠づけられているかを解説する本。装備や組織体系を解説する本はたくさんあるけど、この種類の本はちょっと珍しい気もするし、まさにそこを整理してほしかったという気持ちになる。右派も左派も関係なく、自衛隊の活動を拡大する場合でも制限する場合でも、この辺は議論のベースになるはずだけど、ルールを作る側の国会議員(ローメイカー)でさえ無茶苦茶なことを言ったりするので、本書が役に立つ。あと創作で自衛隊を出したい人にとってもいい参考書だと思う。2021/06/10

まいける

5
自衛隊について、法律の観点から初心者にも分かりやすくまとめられている解説書。自衛隊法を中心に、国内法上の自衛隊の位置付けや、国際法との関連性などが簡潔平易に整理されている。特に、子どもにも身近な例を提示して様々な観点から自衛隊ができること・できないことを解説しているところは大変理解しやすい。自衛隊って何だろう?という感じの高校生・大学生の入門書として最適。もう少しスリム化すれば、OCSあたりの教科書としても十分使用し得るのではないだろうか。2021/03/21

ushimanm5

5
新進気鋭にして貫禄たっぷりの国際法・防衛法制研究者/軍事ライター稲葉義泰氏による、防衛法制上の自衛隊の取り得る行動とこれからについて書かれた処女作。 本作では身近な例を多用し、とっつきづらい軍事と法制が分かりやすく解説されている。 身近ではないかもしれないが社会を構成する重要な要素である自衛隊について、「法に基づいて行動する行政組織」であるという前提からアクセスする名著。 因幡マン、コロナが落ち着いたら飲みに行こうね。2021/01/16

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