内容説明
老化は悪、と決め付けていませんか。診断技術の進化と研究の蓄積で、常識を覆すような老化の真実も見えてきました。しわ取り、しみ取りにも副作用? 脳トレの後でかえって気力が減退? ……これからは、防げる老化をきっちり防ぎ、防げない老いを受け容れるウィズ・エイジングの時代。老化についての正しい知識と、幸せに老いるための健康法を、老年医療の第一人者がズバリお教えします。病的な老化を防ぎ、病的な若返りもやめて、健康で幸せな老いを手に入れましょう。
目次
第1章 「老い」の正体がわかってきた!(実感、外見、希望…年齢にもいろいろ;1000年以上昔から「老人といえば65歳以上」の不思議;見てわかる老化、見えない老化 ほか)
第2章 アンチエイジングは、ここがおかしい(アンチエイジングの現状は、やりたい放題;わからないのに「若さを取り戻す秘訣」;「生理的な老化は病気なのだろうか」 ほか)
第3章 「年の功」を見つめなおす(文章が書けないのに毛筆で書を書いた!;趣味を引き出す;認知症と車の運転 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Risuke Koshiba
12
難しい言葉は使われていなくて、読みやすかった。以下のことが印象的で、生活するうえで気をつけたい。老化を遅らせる効果があると確認されている方法は、食べすぎないことと運動をすること。米国人は肉中心の食生活で、心筋梗塞になる率が高く、日本人は塩を摂る量が多く、脳卒中になりやすい。2025/03/28
Humbaba
5
老化の全てを避けることはできない.老化を徒に嫌がるのではなく,自分の望むように老いていくことが大切である.趣味を持っていれば,たとえ他のことはできなくなってもその趣味だけは残ったりする.ただ生きる時間を伸ばすのではなくて,幸せに生きる時間を伸ばせるように努力するべきであろう.2011/01/15
仮面堂
3
アンチエイジングではなくウィズ・エイジング(老いと素直に向き合う生き方)になるほどφ(..)「『コラーゲンを食べてコラーゲンを増やす』は幻想です。」には微妙にショック(-.-;)「『サプリが運動や薬の代わり』は問題」にはちょっと反省。そして理想はサクセスフル・エイジング(幸福な老い)ひと癖ある魔女のように謎めいたお婆ちゃんが自分の理想です(笑)memo=「何ができなくなったか」ではなく、「何がまだできるのか」に焦点を当てることが認知症や老化の治療では大切です。2011/03/30
stroatman
1
やはりこっちの本にも食生活(塩分、脂肪、糖分、アルコール)、喫煙、運動、睡眠、ストレスを老化の大事な要素と位置付けてる。水の飲みすぎ(5、6リットル)もよろしくない。どちらも医者が書いた本だけど、前のは皮膚科、今回は認知症という事で、専門分野が違うと重きを置く部分も違うなぁと感じた2016/06/23
かんな
1
麻雀覚えなきゃ( ̄▽ ̄)ロンッ2015/07/27