講談社文庫<br> からっぽ男の休暇

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講談社文庫
からっぽ男の休暇

  • 著者名:いとうせいこう【著】
  • 価格 ¥726(本体¥660)
  • 講談社(2021/04発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784061856851

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内容説明

忘却の旅に出て知る忘却する快楽!! 休暇中のからっぽ男のように南の島で読んでください。あるいは暑い日に!! 南の島の木陰で紡ぎだす曖昧な童話――陽光に照らされた風が動きはじめて、椰子の森がささやいて揺れる。終わりのない休暇を南の島ですごす僕。美しいティパワンやクリッサナたちとのひととき、忙しかったころには思い出しもしなかった童話を話したくて仕方がない。でも、ちょっと変!! そんな曖昧でこんがらがってしまった不思議な15のお話。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

てくてく

6
エッセイと小説、旅と童話の思い出を混ぜて差し出された様な印象を受ける面白い短編集だった。旅先にもっていって再度楽しもうかと思う。2018/10/11

dolce-vita

3
この本が刊行されたころ大好きで何度も読んだ。それどころか素晴らしい名作だと確信し友人たちにプレゼントしさえした。しかしなかなか共感を得られなかった。15年ぶりくらいに読んでやはり名作だと思う。特に「赤ずきん」は一番のお気に入り。何度読んでも笑いを堪えられない。軽いタッチで楽しく笑えるけど、微妙なズレや混沌に緻密な計算と知性を感じる。時を超えてもやっぱり大好きな本です。2016/06/20

Eeyore

1
あまりに好きなので2冊所有。こんなにも巧く紡がれて、なおかつこんなにも笑えるとは! 教訓はナシ!物凄い展開!この緻密な暴走ぶり!

山像

1
くっだらない話と思いきや以外にしんみりする……解説も相まって。2011/01/29

読み人知らず

1
昔話を思い出すのだけど記憶があいまいに交じり合っていく感が最高。 2007/08/01

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