浅草かっぱ橋商店街 リアル店舗の奇蹟

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浅草かっぱ橋商店街 リアル店舗の奇蹟

  • 著者名:飯田結太
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • プレジデント社(書籍)(2021/04発売)
  • ポイント 16pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784833424080

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内容説明

【内容紹介】
「僕たちの会社にはノルマはありません。
これだけ売ろうという売上目標もありません。
営業方針はまさかの「売るな」です。
積極的に過剰在庫を目指しています。
定例会議はもともとありましたが、一切やめてしまいました。
……これほどに僕たちの会社は常識はずれです。
しかし、そんな常識はずれを続けていると、信じられないほど売上が伸びていきました」(本書より)

効率度外視の「売らない」経営が廃業寸前の老舗を人気店に変えた!

ノルマなし。売上目標なし。営業方針はまさかの「売るな」──型破りの経営で店舗の売上は急拡大、ECサイトもアマゾンをしのぐ販売数を達成!
廃業の危機に瀕していた浅草かっぱ橋の老舗は、なぜ行列の絶えない人気店へと変身できたのか?
「マツコの知らない世界」「あさイチ」で話題の“料理道具の伝道師”が見出した、小売再生への「シンプルな常識」。
【著者紹介】
[著]飯田 結太(いいだ・ゆうた)
株式会社飯田代表取締役社長。
大正元年(1912年)に東京・かっぱ橋で創業の老舗料理道具専門店「飯田屋」6代目。料理道具をこよなく愛する料理道具の申し子。
TBS「マツコの知らない世界」やNHK「あさイチ」、日本テレビ「ヒルナンデス! 」など多数のメディアで道具を伝える料理道具の伝道師としても活躍。
自身が仕入れを行う道具は必ず前もって使ってみるという絶対的なポリシーを持ち、日々世界中の料理人を喜ばせるために活動している。
監修書に『人生が変わる料理道具』(エイ出版社)。2018年、東京商工会議所「第16回 勇気ある経営大賞」優秀賞受賞。

目次

【目次抜粋】
はじめに 僕の人生を変えたシンプルな常識
第1章 経営者失格、後継者落第
 記憶に残る幕の内弁当はない/安売りで失った大切なもの/自社の強みを棚卸してみると……/「1個在庫・多品種展示」の理由/ブログを書き続けて起こった奇跡
第2章 いい会社ってなんだろう?
 まさかの集団辞職で天国から地獄へ/間違っていた「いい会社」の4条件/正論は一方的なただの暴力/優秀とは「優しさに秀でている」と書く/営業方針はまさかの「売るな」/一人のお客様に160時間
第3章 過剰在庫バンザイ!
 在庫“回転”率より在庫“仰天”率/たった一人のために仕入れる「/ヒントノート」は最強の仕入れツール/売れない商品は宝物/値切って当然の街で正札販売を貫く
◎実録 オリジナルフライパン「エバーグリル」開発秘話
第4章 非効率バンザイ!
 スタッフすべてがバイヤー/権限委譲は最高の教育/POSシステムよりお客様の声/プロの販売員よりプロの消費者/接客マニュアルなんていらない/究極の切れ味「エバーピーラー」開発物語
第5章 実店舗バンザイ!
 規模の大きさよりも笑顔の濃さ/モノ余りの時代だからモノが売れる/店内に増殖するPOPの奇跡/実店舗はアマゾンに駆逐されるという嘘/1億人のクチコミよりたった一人の専門家
第6章 やめることを決めると、やることが定まる
 目指すは「うらずかな」の経営/会議をやめたら伝えたいことが伝わった/そもそも「小さい」ことは弱みではない/目の前の人と目の前のことを大切にする/真の商人道に徹し、奉仕の精神貫く
あとがき 当たり前は宝物

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

シャコタンブルー

55
赤字続きで潰れそうな飯田屋。そこに6代目の筆者が入社し、数々の改革を実施するが・・安売り競争や強引な手法で、従業員が退社してしまう有様。途方に暮れ、悩み苦しむ姿がリアルに描かれ自然と感情移入する。閑古鳥が鳴く店内に現れた一人の神様(客)との出会いが運命を劇的に変えていく。「幸運の女神は前髪しかない」そこにあるわずかなチャンスを掴んでからは二人目、三人目の神様と出会えたのも必然と思えた。成功するには人に対する思いやりが必要だ。飯田屋の人達が道具を丁寧に扱い一人一人のお客様を大切にする姿勢に胸が熱くなった。2021/05/26

tetsubun1000mg

14
店主はTVで芸人さんと大根おろしを実演した番組を見た記憶があった。母親から継いだ小規模店を最初は価格の安さで勝負しても売り上げが増えない。 ふんわりとおろせる大根おろしを探したのをヒントにSNS発信したら客が増えてくるが、従業員がどんどん辞めてしまう。 悪い循環にハマってしまうが、講演会に参加した講師の言葉がきっかけで従業員へ感謝する事、他で扱っていない職人の仕事が活きる道具を見つける方針に変えていって好循環となっていく。 今では凄い品揃えとオリジナル商品で差別化して軌道に乗る。 まさに奇蹟のような話。2024/07/24

hiyu

5
一気に読んでしまった。近くにこの店が無くて残念。見るだけでも楽しそう。そして色んな発見ができそうで、ワクワクする。「在庫仰天率」も言い得て妙である。2022/06/14

Go Extreme

4
僕の人生を変えたシンプルな常識  経営者失格、後継者落第 :ブログを書き続けて起こった奇跡 いい会社ってなんだろう:正論は一方的なただの暴力 優秀とは優しさに秀でている 営業方針・売る 1人のお客様に160時間  過剰在庫バンザイ:在庫回転率より在庫仰天率 たった一人のために仕入れる 非効率バンザイ:スタッフすべてがバイヤー プロの消費者 実店舗バンザイ:規模の大きさよりも笑顔の濃さ 店内に増殖するPOPの奇跡  やめることを決めると、やることが定まる:うらずかなの経営 真の商人道に徹し奉仕の精神貫く2021/05/18

さらさら

3
労働者の立場として、従業員を大切にしない会社に不満を持っていたことがあった。 でも「舞いあがれ!」を見ていて、やはり会社である以上は利益を出さないといけないので、経営者は従業員に対して情を持ちすぎても難しいと思っていた。 そんな時にこちらを読んだら、数字重視の経営がうまくいかずに方向性を変えてみたと。業界、規模、販売形態などいろいろ要素はあると思うけど、このようにうまくいくのはすごいなと思う。 紹介されていたピーラーとおろし器が気になる。 あと、左利き用の調理道具。母に贈りたいと思ったけど今更かな。2023/01/14

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