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内容説明
シャーロック・ホームズ,エルキュール・ポワロ,ピーター・ウィムジイ卿,そして名探偵カッレ・ブロムクヴィスト!! エヴァロッタとアンデッシュとともに,平穏な街に突如あらわれた怪しげな「おじさん」の秘密を探るが…….白夜の北欧の夏,朝から晩まで子どもたちが本気で遊び,笑い,難事件を解決する.みずみずしい新訳と新たな挿絵でいよいよ登場.
目次
1 名探偵カッレ・ブロムクヴィスト┴2 エイナルおじさん┴3 サーカス・カロッタン┴4 ひろいもの┴5 〈命知らず三人組〉┴6 睡眠薬の効き目┴7 ふたりの男┴8 バラ戦争┴9 盗み聞き┴10 新聞┴11 ブリキの箱┴12 地下室┴13 監禁┴14 万事休す┴15 脱出┴16 追跡┴17 バラ戦争、再開┴訳者あとがき
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
更紗蝦
35
『名探偵カッレくん』の新訳版です。旧訳版との大きな違いは、キャラクター名の表記が原語の発音に近くなって「アンデス」は「アンデッシュ」、「エーヴァ・ロッタ」は「エヴァロッタ」になったことと、挿絵が変わって登場人物が美形のイメージなった(カッレは美少年風、アンデッシュはスポーツ少年風になり、ビョルクとエイナルはイケメンな感じになっています)ことと、「甘パン」が「シナモンロール」と翻訳されていることです。旧訳版では「甘パン」があまりにも謎すぎて、私は「甘食のようなものか?」と想像していました…。2021/10/08
鐵太郎
25
何十年ぶりかで「名探偵カッレ」に再会。懐かしい。この本で「バラ戦争」という一見優雅な戦争のことを始めて知ったんだよね。名前の訳語が、エーヴァ・ロッタがエヴァロッタになり、アンデスがアンデッシュになってる。この方が原語に近いんだろうな。カッレがカール・ブロムクヴィストなのは変わらず。読み直すと、ミステリとしての手順、展開、推理、結末は、子供向けなのにお見事。こんな本を小学校以来また読めてよかった。2020/11/30
スイ
14
子どもの頃、ピッピもやかまし村も好きだったけど、リンドグレーン作品でいっちばん好きだったのはカッレくん! 探偵に憧れていた私にとって、カッレくんがどれほど輝いて見えたか…。 この新版もとても魅力的で、当時のワクワクを思い出せた。 推理と行動力は大人顔負けでありながら、子どもの無力さや怯えも持っているのが、また子どもの頃は共感できてよかったんだよねえ…。 今読むと、周囲の大人たちがカッレたち子どもを尊重しつつ守ろうとしているのがよくわかり、リンドグレーンの子どもに対する思いが伝わる作品でもあった。2019/12/20
ツキノ
11
(E-620)リンドグレーン・コレクションとして新訳・新装版で登場。平澤朋子さんによる挿絵もとてもいい(吉野朔美を思い起こさせる)。子どもたち(といっても13歳)の描写の生き生きとしていること!カッレくん、タイトルは知っていたけれど、子どもの頃読めずに残念。しかし今、読めてよかったよ。2019/11/25
lovemys
10
面白かった! 子どもたちが生き生きしてるのもいいな♪ きちんとした探偵モノにもなっているし、子どもたちの毎日が楽しいし、シナモンロールは美味しそうだし! 全てが楽しかった♪ イラストが素敵で、装丁も素敵。続きももちろん読んでいきます( ◜‿◝ )♡2022/02/04