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内容説明
日本人はただの稲作民族ではない。海の幸も豊富で、海の民の技術の高さは、古代から東アジアに知れ渡っていた。それにもかかわらず、「海と海人(あま)の古代史」は、これまで注目されてこなかった。海外との交流を視野に入れなければ、ヤマト建国の意味や日本人の正体もわかってこない。アメリカと中国の間で揺れ動く現代日本。その進路を知るためにも、古代の列島人が中国文明にどう対峙したかを知ることは必須である。古代史関連書籍約200冊の著者がたどり着いた「日本人とは何か」「日本人はどう生きるべきか」の最終結論。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tamami
43
少し前に同じ著者のやはり新書判の古代史関係の本をだいぶ持ち上げて紹介したので、少々面はゆい思いがしている。というのは、内容が同じ古代史関連で重複している部分もあり、やはり同工異曲の感を免れないからだ。ただ当然違う観点もあり、古代の日本が周囲を海に囲まれたという地勢を活かし、大陸とも主体的に関わっていたと言うような主張にも頷ける。また、古代国家成立期の政権内部の権力闘争と日本書紀の関わりなど、著者の主張する論点を繰り返し読む中で、書紀における東日本勢力の扱い方や蘇我氏滅亡の状況等、素人にも疑問に思われる点→2021/04/28
fseigojp
15
今回のテーマは、考古学にも残らない航海の歴史にて、かなり問題が残る議論かもしれない2021/12/08
hiyu
4
タイトルとはちょっと異なるような。現在に続く、日本とはどういう経緯であったのか。中にはさらっと書いてあるが、エビデンスはどこにあるのだろうかと少々疑問に思った点もあった。2022/05/08
Jimmy
4
関お得意のいろんな人の著作を美味しい所取りの本だが、これがミーハー歴史ファンには正直、殊の外重宝するのだが、今作もそれ。海洋をテーマにしたのはさすが関、流行りに上手く乗っかっている辺りがこれまたミーハー歴史ファンにはありがたい。しかしそれもラストの章になり自説をぶち上げ始めるととたんにつまらなくなるのは仕方ないか。2021/05/13
崎
2
もっと、遣隋使遣唐使とかそれ以前の日本対大陸の関係性が書いてあるのかと思った。思っていたのと違う内容だった。邪馬台国九州説の支持してる人の文献初めて読んだかもしれない。私は畿内説派。2021/08/06
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