内容説明
これまで、「良かれと思ってしたことが裏目に出る」「優しくした相手に傷つけられる」「舐められやすい」などの経験をしたことはありませんか? 思い当たるところがあれば、ページをめくってみてください。 【実は、本書のタイトルは、「優しい女性は、優しさという美徳を肯定するあまり、優しくないのはいけないことだという思い込みにされ、ついつい自分の優しさの内実を問わず、優しさを発揮する相手と場所と機会を間違えるので、思わぬトラブルを起こすはめになり、他人にも迷惑をかけることになり、結果として不幸になりやすいので、優しい女性が不幸になりやすいのは自業自得だよね」としたかった。しかし、こんなに長いタイトルは著者の私でも覚えていられない。だから、このタイトルにした。すみません。】(本文より)「愛ある鞭で希望を持てました!」と話題の著者が、鋭く解説します。これからは、ちゃんと自分を大事にして幸せになろう!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はるき
15
当たってるから言ってはいけないんです…。あっさりバッサリ、いっそ清々しいくらいで、最後なんだかスッキリしました。献身とか自己犠牲に、一種麻薬的な快感があるって恐ろしい事実です。2022/11/25
本の紙魚
5
この著者の一冊目の「馬鹿ブス貧乏で生きるしかないあなたに愛をこめた書いたので読んでください」が面白かったので読んだが、ちょっと肩透かし。というより私自身が優しさの欠片もない人間だから選び方を間違えたのか。大学の先生らしい語り口でジェンダーについてはやや偏りを感じざるを得ないが、家族と介護の問題、共依存に陥りがちな人間関係の闇についての考察は流石だと思う。家族だって本質的には利益集団だということを認識できない人が多すぎると最近思っていたから特に。結局ここで言われている「優しい」人とは自尊感情が低い人のこと。2021/12/03
二日月
4
気さくに接するとすぐに舐められる事が悩みだったのですが、解決策が書いてありました。実行するには勇気がいりますが…他にもタフに生き抜く方法が色々と。全ては自業自得だと思いました。何度も読み返して、自分に厳しくしたいと思いました。読んで良かった一冊。2021/06/19
ずー
3
タイトルは女性向けの胡散くさい生き方指南本って感じだが、中身を読んでみると、日本社会で生きてると自然には身につかない「個人の尊厳」の概念についてこれでもかというほど平易に解説している本だった。/多少言い方が乱暴になっても「自分の尊厳を侵害してくるような他人や共同体に従属・依存せず、まず自分を守れ」というメッセージを第一に発してる本である。タイトルからして分かるようにやや自己責任論的な主張も散見され、格差とかジェンダーとかのことを日頃考えてる(それこそ筆者的には「優しい」)人はカチンときそうな箇所もある2022/10/27
林檎
3
面白かったです!2021/08/22
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