内容説明
Iターン・Uターン者が地元の力を再発見し地域がみがかれれば,新たな移住者を呼びこむ.外部依存の経済から地産地消へ,量的成長から地域循環型の暮らしの結び直しへ.現場発,現在進行形の,地方創生のあるべき姿と具体策.
目次
はじめに┴1 人口減少社会から希望の定常化社会へ 田園回帰の背景(広井良典)┴2 「地域みがき」が人を呼ぶ 田園回帰の本質(小田切徳美)┴3 農山村と人が多様につながる 田園回帰の諸相(大江正章)┴4 田園回帰のススメ 実践者たちのメッセージ┴「得意」を持ち寄って暮らす(長島由佳)┴まずは、つなぐことから(須田元樹)┴移住者視点で田園回帰をサポート(横洲竜)┴コメント 何が都市と農村をつなぐか(沼尾波子)┴5 1%の人と仕事を取り戻す 田園回帰の戦略(藤山浩)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
call
2
都会に住む人が田舎で住むことを選択すること(田園回帰)について述べた本。まず、田園回帰が求められる背景を「豊さ」という視点から求め、その制度や取り組みを説明している。次に田園回帰の事例を扱っている。確かに「人の幸せ不幸せは人それぞれ」なのだが、田園回帰を選択する人は都会での競争に疲れた、もしくは敗れた人なのではないかと感じた。僕が都会でしか生きることができない人間なだけかもしれないが。2017/04/11
虎ボルタ
2
移住、についてコンパクトにまとまった一冊だと思う。地域として、その地域を磨いていくことは絶対に必要だと思う。あとは、一気に成長することを目指さない。2017/01/18