内容説明
喫茶店『C3-Lab』 のマスターで元科学者の緋子。ある朝、常連の冬子が連れてきた少年は行方不明者だった。冬子は彼を「霊障がある状態っぽい」と言う。さらに「ここは安全だから」と喫茶店に預けられ――!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
み
21
タイトル読みした作品、初読みの作家さん。う~ん…、最後の一言はゾワっとしたものの、お話が、ちとハマらず。科学よか化学っぽいお店かも、お店の容器に実験用具を使ってるだけだけど。 2023/04/13
ひぬ
21
科学喫茶「C3-Lab」のマスターである緋子はある日、行方不明である少年の保護を友人の冬子に頼めれてしまいます。冬子の娘である夏乃佳と一緒に彼女の「当たり前」は揺らいでく事になります。彼女から真っ向から否定していたものは身近に。帯の謳い文句は少し的外れで、科学成分は緋子の思考回路や背景以外あまり無く、オカルトメインで霊や怪異を緋子の科学的な思考からそれに関わる感じでした。(そして猫成分もほぼなし。)全体的に少し掴みきれない作品ではありましたが、最後はかなりヒヤッとしたり、色々と考えさせられました。2021/09/12
那由多
18
オカルト現象を科学的に解明するんだと思ってたら、違ったよ。使ってる食器が実験器具ってだけだった。夏乃佳ちゃんは可愛いけど、言ってることと思考が怖い。緋子さんは弟に頼み事をする際、葛藤が少なくないかい?面白くなくはないんだけども、膨らみが足りなかった。2023/06/23
coco夏ko10角
16
喫茶店を経営している緋子、よく預かっている知り合いの娘がある日行方不明のはずの美少年を連れてきて…。オカルトがメインだった。タイトルにするなら科学喫茶要素もっと欲しかったな。2022/05/17
なみ
9
科学喫茶のマスターである緋子は、行方不明になったはずの美少年を預かることに。 緋子のクールな言動と、夏乃佳の可愛らしさ、そしてオカルトでホラーチックな雰囲気が絶妙なバランスで描かれています。 ラストの一行まで気の抜けない、怖くて不思議な作品でした。2021/05/04