内容説明
今、地球は病み難儀している。
コロナ終息と脱炭素社会へ向け、皆が誰はばかることなく明るく自由闊達に暮らせる社会を!
私たちの暮らしを支えてきた淀川。その歴史や文化から淀川の未来と人類の未来を考える。
目次
第一章 淀川への篤い想いに絆されて
第二章 全ての道は京へ通ずる
畿内と西国を結ぶ幹線/京へ「上り」東へ「下る」
第三章 淀川水系
淀川と大阪平野/淀川の水源/淀川の名称/淀川の始点と終点/淀川の生態系
第四章 淀川の治水
茨田堤/摂津国の誕生/長柄橋の人柱/淀川の「段倉」/淀川の改良と浚渫工事
第五章 淀川の水運
三島鴨神社/石清水八幡宮/淀川の「関」と「渡し」/淀川三十石船/くらわんか舟/朝鮮通信使/淀川と宗教
第六章 淀川と文化
淀川流域の遺跡/淀川の河口町/大宮人の歌詠み/古曽部の里・伊勢寺/淀川と俳人・画人
第七章 淀の風物詩
淀の千両松/淀は別れの泪/鵜殿のヨシ原焼き/都人の暮らしの一端
第八章 山城国・宇治
第九章 都の出入り口・伏見
伏見の港/酒所・伏見に因んで/幻の伏見城(指月伏見城)/指月屋敷
第一〇章 日本の夜明け
維新への道(鳥羽・伏見の戦い)/淀川が舞台の維新の文人ら
第一一章 二十一世紀の淀川
淀川の河川流域/異常気象
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ハル牧
2
章立ては非常に立派ながら、全ての項目はさらっと触れられる程度の内容。「入門書」と捉えようにも参考文献が乏し過ぎるのではなかろうか。淀川と共に栄えてきた町の本屋にて山積みされているが、結局のところ本書は淀川の歴史を広く知らす一冊とはなり得なさそうな気が、個人的にはする。2021/05/08
わ!
1
おそらくは、個人の研究家が出版した本なのだろうと思う。ざっと立ち読みしたところあまり内容が濃くないので、購入を見送ろうとも考えたが、私も大阪が大好きな一人であり、このような個人研究家をバックアップするつもりで購入した。 とてもサラッと読める本、さらりと淀川についてのことがわかるが、本当に淀川を知りたいのなら、各分野毎の他の本が望ましいとは思う。「淀川三十石船船唄」がずらりと書かれており、それに関連する内容も多いので、いっそこの唄に関するエッセイでまとめた方が、まとまりが良かったかも知れませんね。2022/01/28
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