内容説明
幕末から明治の影を描く時代長編。
幸せを望んではいけない、手に余るものだから……。
開港地・横浜の熱を見つめる、薄幸の女 おときの醒めた眼差し。
にぎわう岩亀楼で、おときの周りには、いつも濃い影が差していた。
生人形一座から岩亀楼に売られてきた仲居のおときの前には、何かあると<不如帰>が現れ、「人を信じてはいけない」「幸せを望んではいけない」と言うのだった。生麦事件をはじめとして風雲急を告げる頃、攘夷の志士・桜田が現れた時、おときの人生は大きく舵が取られていく。
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