- ホーム
- > 電子書籍
- > ビジネス・経営・経済
内容説明
豊かさのあふれた現代社会では、求められる価値が「機能」「便利」から、「意味」に変化しています。
ビジネスにおいても、定量的な数値を争う「競争」から卒業し、独自の「存在意義」の探求が求められています。
その状況で、日本企業が持つ「独自の強み」として「日本らしさ」をビジネスに実装していただくことが、この本で提案したいことです。
「これまでどおりにやっているのに、うまくいかない……」
「他社の成功事例を参考にしているのに、うまくいかない……」
「変わらなきゃいけないのに、変われない……」
そんな悩みを持ちながら、商品・サービス・事業・イベントを設計するすべての人に向けて、
「心を掴んで応援される新しい価値」のつくりかたを伝える本です。
天命を知り追求する「求道心」。歴史に培われた「伝統的資産」。他者を受け入れる「調和の精神」。豊かな感受性による「美意識」。
日本に根付くこれらの「らしさ」は、「意味の価値」が求められる社会において、大きな強みを発揮します。
世界に展開するビジネスも、国内に注力するビジネスも、
日本に関係のあるビジネスも、関係のないビジネスも、
あらゆる価値創造に実践していただける、「日本的」思考法を伝授します。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ta_chanko
15
低価格・高品質・大量生産の製造モデルは時代遅れ。人々が求める希少価値・物語性・体験などを手がかりに、眠っている資産や気付かれていない資産に目を向け、異なる要素を掛け合わせて新しい価値を生み出す。ビジネスの社会的大義は何かを掘り下げる。日本らしさ・伝統的価値・美意識・無駄のある遊び、を大切にする。「失われた30年」は日本ビジネスが生まれ変わるための長い助走期間。2021/06/02
hinotake0117
1
「求道心」「伝統的資産」「調和の精神」「美意識」の4つの切り口で、日本らしさを日本のパワー復興につなげるヒントを提示。 問いをたてる力、役に立つより意味がある。山口周氏の『ニュータイプの時代』のケーススタディとしても読める。 https://t.co/MKmsqbJIZy2021/05/08
cocolate
1
製品作るのに美意識はあってほしい…。 「必要なのは地図よりコンパス」とはなるほどです。指針がしっかりしていれば怖くない。2021/04/17
ひより
0
大企業、伝統ある企業向けの話だとは思いつつ、これから意識したいポイントがいくつもある本。***日本人には論理を超えた大いなる意思を感じながら自分の道を探し求める意識がある。この求道心こそ、意味の価値の追求に必要。/日本らしさは物語を紡ぐのに生かす。/お客さんのことを素直に考えるものづくり。/なんのためのビジネスかを問う。あえて売上を伸ばさない京都の老舗の例(目の前のお客様に必要とされる独自の存在価値を持っている)。/ミッションはきれいごとがいい。2021/08/10