天夢人<br> 名物駅弁秘話 苦境を乗り越えた会心のアイデア

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天夢人
名物駅弁秘話 苦境を乗り越えた会心のアイデア

  • 著者名:沼本忠次
  • 価格 ¥1,232(本体¥1,120)
  • 天夢人(2021/04発売)
  • ポイント 11pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784635822886

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内容説明

モータリゼーションや、列車の高速化の波に飲み込まれ、苦境に立たされる駅弁各社。地域密着型の経営スタイルにおいて、それでも全国規模のヒット駅弁の裏側にある、発想のヒントや、販売方法の転換、地域への貢献、真摯に駅弁づくりに向かう姿勢などに、ビジネスヒントを探る1冊。人気駅弁の歴史を紐解いていくことで、その人気の裏側にあった、一発逆転のビジネスヒントとなる会心のアイデアの数々に迫ります。
人気駅弁を発売する会社ごとに、転機となったエピソードが満載です
全国14の人気駅弁を軸に、その会社の成り立ちや、人気駅弁の誕生秘話、そしてビジネス の転機となったできごと、そして駅弁に取り組む姿勢などのエピソードをふんだんに紹介 しています。駅弁マークを発行している「日本鉄道構内営業中央会」で事務局長を長年務 め、多くの駅弁会社と関りを持ってきた沼本忠次さんだからこそ知りうる秘話の数々が詰め込まれています。 東日本大震災時に駅弁会社が行った食料提供の支援にまつわる話も掲載。
駅弁の掛け紙に駅弁マークを記すことができるのは「一般社団法人日本鉄道構内営業中央 会」の会員の駅弁だけです。この会の事業のひとつに「災害における食糧提供の支援」が 明記されています。東日本大震災発生時において、仙台駅で「網焼き牛たん弁当」などを 販売する「こばやし」が、ライフラインが寸断されていたにもかかわらず地震発生の翌朝 から弁当の提供を行うことができたのは、「阪神淡路大震災」で被災した神戸駅の駅弁屋 「淡路屋」から受けたアドバイスに合わせて備えをしていたからでした。また福島への駅 弁会社各社からの弁当提供の話、郡山駅の「福豆屋」とシンガーソングライターの泉谷し げるさんが、福島復興のために駅弁をつくった話など、駅弁開発のエピソードだけでなく、 地域とともに歩む駅弁会社だからこそという、東日本大震災時に沼本さんの記憶に刻まれ たエピソードも取り上げています。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

海戸 波斗

2
和の技術を知る。弁当と共に読みたい。ありがとう!駅弁。2021/09/18

Go Extreme

2
米倉商店―十勝ワインと十勝牛を駅弁に いかめし阿部商店―謙虚な夫婦の二人三脚・実演販売でこばやし―震災翌日から稼働 新杵屋―自慢の牛肉をおいしく味わっていただく 福豆屋―母を思い出させる懐かしい素朴さ 大船軒―販売開始から百年を超す二つの超ロングセラー 丸政―ヒット商品を生み出す活力 新発田三新軒―鉄道の街・新津で生まれる楽しい駅弁 ホテルハイマート―地元の伝統食・鱈 源―名物・ますのすし 新竹商店―楽しさ 淡路屋―お客さまのため・妥協しない まねき食品―世界・エキベンの夢 うえの―旨いあなごめし一筋2021/04/18

ココアにんにく

1
地元の食文化が色濃く分かる駅弁は旅先で見かけるとつい買ってしまいます。現地で食べた駅弁が出てくると記憶が蘇る。各社の年賀状も地域色が出ている。震災の時など地元での役割は今回初めて分かった。泉谷しげるさんの話も初めて聞きました。一番関心があったのが淡路屋。発祥が兵庫県ではなく北新地の料亭だった。驚いたのが生瀬駅が主な販売駅だったこと。ウィルキンソンがあった頃にも駅弁は売られていたのだろうか?武庫川の鮎を姿押し寿司にしていたとは時代を遡って食べに行きたい。2021/04/24

コオロ

0
我が山形県の牛肉どまんなか弁当も取り上げられていた。牛肉は駅弁には向いてないなんてこの本を読むまで知らなかった。もっと感謝と敬意を持って食べないといかんね。2021/07/02

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