内容説明
四国の片田舎で、青春パンクを聴く友人を蔑みつつ、クラスメイトから舐められていた内気な少年が、ノルマを払わずに東京のライブハウスに出られるようになるまで。錯綜する自惚れと卑屈、飛び交う値踏みされる目線とする目線。物語になり切れない物語……。今の時代において「売れる」とは何か、「才能」とは何かを、結果として問うことになる、等身大より少し低めな自伝的小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
おかむら
28
トリプルファイアー吉田のことはタモリ倶楽部に出てる吉田しか知らんのだけれど、こんなに覇気の無い人がテレビに出ていーのか的な楽しさで吉田回は毎回楽しみにしております。そんな吉田の半自叙伝。淡々としたダメなバンドマンの青春なんだけどもうオカシくってー! 田舎の中高時代、キモがられたりイジられたりしつつも姑息に計算高く立ち回るつもりがいつも裏目に出るオカシサよ! 大学時代も他人の才能に嫉妬しつつもパチンコに逃げるダメさよ。ダラダラしてんのにずっと読んでいられる文章もなんか好きだわー。2022/04/21
ばんだねいっぺい
24
トリプルファイヤーのフロントマン吉田さんの自伝。生き恥もちゃんと赤裸々に晒す姿に器の大きさを感じた。 飄々とした顔つきの裏側に流れている濁流の強さが全編にみなぎっている。要は、鳥居さんが加入してくれたから、よかったということ。また、タモリ倶楽部に出てほしい。2021/02/20
gachi_folk
7
バンドマンの悲哀と面倒臭さが全て詰まったおもちゃの缶詰。このひとつも共感できない自己啓発本が、なぜか心の奥の方をえぐる。無かったことにした過去を呼び覚まし「わかるよ…」と世代を超えて傷を舐め合う。トリプルファイヤー。なんてクソダサくて最高なバンド名なんだ!2021/05/17
江藤 はるは
6
持ってこいの一冊だった。2021/03/05
ぽねごん
3
自身の思い出を美化も卑下もせず、淡々と綴っているのだが、これがどうして面白い。これを読んで、YouTubeチャンネル「ブチ抜く吉田」を観ればこの男の底知れなさが分かるでしょう。2023/03/11
-
- 電子書籍
- 追放されたおっさん鍛冶師、なぜか伝説の…
-
- 電子書籍
- F REGENERATION 瑠璃(分…




