内容説明
日本国憲法は、どのような人たちが、どんな場面で、何を考え、どんな場面で、何を考え、どんなふうにかかわって作成されたのだろうか。著者は1984年から85年にかけて、実際に連合国総司令部(GHQ)で日本国憲法の原案を起草した8人を含む関係者たちにインタビューをしてきました。それと時を同じくして、日本政府において憲法の成立にかかわった人であったり、その様子を身近で見聞した人たちにもインタビューを試みました。日米両国の当事者たちの、生の声が収録されています。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Ohe Hiroyuki
3
日本国憲法の憲法学者である著者が、35年ほど前に日本国憲法起草に関与した日米の関係者にヒアリング調査を行った成果がまとめられた一冊であり、その内容は大変貴重である。▼日本国憲法の起草は、GHQと極東委員会(特にソ連)とのせめぎ合いの中で、半ば付け焼刃的に行われたものであることは紛れもない事実である。ただ、その付け焼刃の日本国憲法が憲法となったのは、プレスコードが敷かれ、公職追放された後に残った我が国の先人達の手によるものである。▼書名のとおり、日本国憲法の成立過程がよく分かる一冊である。2020/05/04
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