内容説明
仕事の数だけ出会いがあった。出会いの数だけ笑って泣いた。
居酒屋、家庭教師、交通量調査、警備、清掃、イベントスタッフetc.
デビュー作『死にたい夜にかぎって』が話題となった著者が、これまで経験した数々の仕事と、そこで出会った“愛すべきクズたちについて綴った勤労エッセイ。
宙を舞うチャーハンを笑って眺めていた先輩、オナニーのやり方を知りたがる生徒、二人そろってミスをする双子の後輩、嫌われ者だけど頼れる社長、決別して音信不通の父親――人とかかわり、たどり着いたのは「まあ、いいか」なる境地だった。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
H!deking
82
という訳で、爪切男のエッセイ集。下ネタも満載だけど家族への愛が熱い。最後は自分の父親のこと思い出して少しほろっとしました。俺も就職の面接の時は会場のトイレで自慰をしてみたいと思います。どうでもいいけど、これサイン本なんだけどこれ書いた時も全裸だったんだろうか(笑)2021/06/13
ゆいまある
72
壊れた女との6年間や、ゲイとフェラチオしあった前2作が抜群に面白かったのでその続きを期待して。しかし家が貧しく8歳から労働に勤しんだ雑記。終盤の父の話は面白い。ダニエル・キイスの名作を模したタイトルといい、いい話に落とし込むためにかなり盛る所といい、自信のなさというかアイデンティティの揺らぎを感じる。読んでて心配になる。幼い頃母に出て行かれ、父には殴られ、その父も前科者になって怖い思いをしながら育った爪さん、今は誰かに愛されて自分の居場所を見つけていたらいいなと思う。KU2026/03/07
ゆのん
68
エッセイを読むと著者の日常生活を垣間見るような感覚で非常に楽しい気持ちになる。『面白かった!』で読み終わるものもあれば、『この人とは合わないなぁ』と思う事もある。沢山のエッセイを読んだ中で本書は群を抜いて破天荒である。著者の破天荒さを上回るクセのある人、人、人。笑えるだけでは無く、時には涙してしまうエピソードもあって自分の中の様々な感情を総動員して読んだ。『働く』とは生活の糧でもあり、自分とは違う人達との出会いでもあり、自分自身もまだ知らない可能性の発見のチャンスでもあるのかもしれない。2021/03/21
かみぶくろ
56
3.7/5.0 ほぼほぼ下ネタじゃんなんやねんこのくだらんエッセイしょうもないわあとか思って読み進めていくも、不思議とクセになる読み心地でいつしかハマり、最後の親父のくだりはちょっと感動すらした。自身の人生で出会ってきた癖強な人たちを愛を込めて語る。不覚にも別作品も読みたくなってきた。2023/01/30
Roko
22
獅子舞のご祝儀に涙したことも、カットモデルでアルフィーの3人の髪型にしてもらったことも、SMバーで磔になっていたことも、女装おっさんと段ボールに土を詰めたことも、どれも凄い経験!普通出来ないようなことを、それはそれはたくさん経験して、今の爪切男さんができあがっているんだろうな。久しぶりに面白いエッセイを読ませてもらいました。知らない人と出会ったり、未知の体験をするのに、遠くへ行く必要なんてないのね。すぐそこに未知の世界が広がっているってことに気づかせてもらいました。#NetGalleyJP2021/03/19
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