内容説明
「このアイデアを使ってどんな話を作ろうか」と構想を練るのは、「この食材はどう料理すれば美味しくなるか」と考えること。ジャンルを越境して40年以上エンタテイメントの第一線で活躍する作家・山本弘が、自らの体験をもとに幅広く、丁寧に小説の作法を紹介する実践的創作講座、待望の書籍化。作家志望者はもとより、すでにデビューした人も必読の書。/【目次】はじめに 美味しい小説を書きたい人のために/小説を書きはじめる前に/アイデアは道ばたの草/穴を埋めれば宝が見つかる/キャラクターはレイヤーで考える/文章の師匠を見つけよう/駄作から学ぼう/あとがき/解説=芦部拓
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
緋莢
32
<はじめに>で出てきますが、この本はあくまで“小説を書くのが少しだけ上手くなる”テクニックを書いたものです。<「小説を書くこと」、「面白い小説を書くこと」、「作家になること」、「売れる作家になること」――この四つを混同してはいけません。それらの間にはものすごく大きなギャップがあるということを、まず理解してください>とも書いています。それで、<プロの作家はどれぐらい儲かるのか?>という事についても、<はじめに>の中で きちんと触れていて(続く2021/12/09
山田太郎
31
読書好きなので、小説書いてみたいものですが。誰か読みたい本がないから自分で書いてみたとか言ってた作家さんいたけどの3分の曲は3~で書けると言った織田哲郎くらい信用できないというか。向き不向きがあるとかいうとこはなんか納得した。最近あんまり読んでない作者さんなので、久しぶり読んでみようかと思った。2021/05/16
Hiroh
27
自分に書く小説でいいんだよ。どんな作品がヒットするかなんて誰にもわからない。(サブ)キャラクターは動物でイメージしてみたら? 一次選考落選選評には、してはいけないことが詰まっている。お名前は知っていたけれど、呼んだことのない作家さん。アイディアの満載のSFを書かれていることがうかがえる。読んでみなくては!2024/10/19
kitten
25
新刊で購入。SF作家、山本弘さんによる小説講座。病気になる前に連載されたものをまとめたもの。プロットや設定を考えることと、小説を書くことは異なる。それは、レシピを考えることと、実際に料理することの違いと同じ。創作するなら、まずは下手でもよいから自分のためだけに小説を書いてみるのはいいかも。山本作品のアイデアがどう生まれたかも多数書いてあった。色んなアイデア(素材)をどう料理するかが大事。まずは練習やね。2021/04/17
十二月の雀
24
最も敬愛する作家、山本弘が新刊を出した。しかもBISシリーズではなく、創作講座を。著作を網羅していない(すればいいのに)自分のような半端者が、趣味で物を書くけど作家志望というわけでもない薄鈍が、読んでも良い物なのでしょうか。良いのです(断言)。自分だけが楽しむ小説、小説①も肯定してくれるのが嬉しかったり、小説オンチの行でドキリとしたり、その他膨大な知識量(毎度のこと)など、大変楽しめた。まさかあとがきで涙ぐむとは思わなかったけど。全快祝いの料理を、過去作を読みながら待つことにしよう。2021/06/18




