内容説明
明治36年(1903)、ライト兄弟による人類最初の動力飛行機が大空を舞った。その10年後、ある日本の絵師が1枚の鳥瞰図を発表した。のちに「大正の広重」と呼ばれることになる 吉田初三郎である。初三郎の登場をきっかけに、やがて日本に空前の鳥瞰図ブームが訪れる。遊覧旅行の世界的な流行の波にも乗り、列島を空から見下ろす鳥瞰図は人々の心を広大なパノラマへと解き放った。空前の鳥瞰図ブームはなぜ起きたのか。20世紀日本の風景や社会を色濃く反映しながら発展していった、鳥瞰図というメディアの魅力を読み解きます。
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