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内容説明
台湾で今なお愛され大切に利用されている日本統治時代の建物を巡り、現地の人々との触れ合いを描く――。
現在の台湾には、日本統治時代の建物が数多く残り、大事に利用されています。
そのせいか、台湾にはなぜか日本人にはなつかしい風景がたくさんあります。
本書は代表的都市の台北・台南・高雄を中心に、そんな日本の建物たちを巡り、現地の人々と触れ合う旅の様子を描いたコミック旅エッセイです。
街歩きに最適なMAP付き!
※本作は2013年10月~2014年1月に現地を訪れ取材したものをもとに描かれており、物価や店舗情報は取材当時のものです。ご了承ください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yoshida
109
一度は行きたい台湾。親日国としても知られ日本統治時代の建物も残っている。台湾の中に残る日本の面影が見える作品。日本統治時代にも良かったこともあれば、悪かったこともあろう。その中で日本人は清く正しいと好印象を持ってくれる台湾の人々がいる。それは日本の先人達の功績であり、現代の我々が訪台した時に印象を悪化させる行為は出来ないと思う。日本国内では戦火で焼かれ古い建物は本当に減ってしまったと思う。台湾でかつての日本の面影を探し、更に台湾の文化との折衷した街並みを散策することはとても楽しいと思う。勿論、食も楽しみ。2020/09/27
かおりんご
21
コミックエッセイ。たまたま台湾に行きたいと思っていたら、この本に出会ってしまいました。日本の統治時代の影響が色濃く残っているみたいなので、行ってみたいです。食べ物も、美味しそう。2021/12/24
nizimasu
5
映画「KANO」のプロデューサーでもあるウェイダーシェンの作品なんかで日本統治下の台湾というのがクローズアップされている。この本がでたのは14年夏だからちょっと被るのかな。台北の博愛地区から始まる旅は比較的台北は少なめで台南や高雄など中心。ガイドブックでもほとんど触れられていない地域だけど近年は日本人も随分増えたようだしなんといってもご高齢の方が日本語をしゃべれるので感激する人が多いのも納得。多分三十路ぐらいの著者も案の定昔ならではの人との交流に喜んでいる様子。八田興一が作った鳥山頭ダムが惹かれたなあ2015/11/29
Machida Hiroshi
4
本書の良いところは、ただの古い建物と美食紹介だけではなく、ざっくりとではありますが、日本と台湾の歴史的関係と、日本統治時代に台湾に貢献して今でも慕われている後藤新平、八田與一の足跡を記してあるところです。本書を読むと今まで台湾の歴史と日本との関わりを知らなかった人も興味を持って、さらに知りたくなると思います。そんな力のある本です。そして、もっと台湾を好きになる人が増えると嬉しいです。マンガなので気楽にサラッと読めますし、ちゃんと美食紹介もありますので、台湾に興味のある方に入門書としてオススメです!2015/09/04
Carol
3
台湾旅行の予習に。今まで色々考えてしまって行けなかった台湾。卒業生に会うためにも行こうと決めたけれど、やっぱり歴史的なものを考えると、観光で行っていいのかしらという気になってしまう。それでも、行くことで少しでも感謝を伝えられればいいなぁと思うのでした。2017/08/08