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内容説明
「本書は、社会調査の方法論に関する入門的な解説書です。『方法論』という言葉には、いかにも専門書というイメージがあったりして、何となく敬遠したくなるかも知れません。しかし、この本ではむしろ、ふだんの生活でも触れることが多いビジネス関連の情報との『つき合い方』に重点を置いています。……
……ビジネス関連の情報についてその質を見きわめながら読み解いていくためには、調査データの『作られ方』について最低限の知識を身につけておくことがどうしても必要になります。また、料理や運転の仕方あるいはPCの操作法などと全く同じように、調査法(「作り方」)について知るためには、解説書やマニュアルを何冊も読むよりは実際に調査をおこなってみることが何よりの近道です。
本書では、以上のような点を踏まえた上で、読者が何らかのテーマを設定して調査を実施してみることを想定して、その際の基本的な考え方や具体的な方法について解説していきます。
特に重視したのは、調査の企画や設計をめぐる一連の作業です。その中には、たとえば、特定の研究テーマに関連するリサーチ・クエスチョン(問い)を立て、それに対応する仮説(仮の答え)を設定していく作業が含まれます。また、最終的な調査報告書や論文の構成を念頭におきながら分析図式を組み立てていく際の手順や、調査対象となる事例を選
び出した上で、具体的なデータの収集方法の詳細について決めていくことも非常に重要です。」
--「はじめに」より。
目次
はしがき
第1章 リサーチ・リテラシーを目指して--健全な懐疑心を身につけていくために
第2章 問いを育てる--面白くなければリサーチじゃない
補論 『イノベーションのジレンマ』
第3章 仮説をきたえる--「仮の答え」をめぐる5つの病いとその治療法
補論 セブン-イレブン型仮説(実践仮説)対 研究論文型仮説(実証仮説)
第4章 論文のストーリーラインを踏まえて調査を企画し実行する
--ワイングラス(IMRAD)の効用
第5章 文献レビュー--先行研究でリサーチの基盤を確実にしていく
第6章 WhatとWhyをきわめる--美しくなければ「モデル」とは言えない
第7章 リサーチ・デザイン--調査企画における計画と創発
第8章 サンプリング--事例選択における戦略的創発を目指して
補論 ビジネス・ケーススタディにおける因果推論をめぐる問題
第9章 測定--「数字で語る」ことの意味と意義
参考・引用文献
さらに学びたい人のためのブックガイド
用語一覧
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
そ吉
jackbdc
Kanetaka M. Maki
kuma-kichi
かとたか
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