ぼくは

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ぼくは

  • 著者名:藤野可織/高畠純
  • 価格 ¥1,320(本体¥1,200)
  • フレーベル館(2021/03発売)
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  • ポイント 360pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784577041598

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内容説明

飲んだ牛乳も、食べたパンも、読んだ本も、全部きみの中にいるよ。芥川賞作家・藤野可織が、人気絵本作家・高畠 純と豪華コラボした初の絵本。自分について考える、きっかけとなるお話です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ベーグルグル (感想、本登録のみ)

50
芥川賞の藤野可織さんの絵本デビュー作品。絵は高畠純さん。食べたり、見たり、聞いたりなど体験したことが自分のものになる、培われていく。そう考えると体験する事は感性にも繋がっていくのだろう。奥深い本でした。2019/12/16

広陵高校何で出たんやと思う26歳キャビンアテンダント・寺

47
遠くからこの表紙を見て、一瞬、和田誠の本かと思ってしまった。近くば寄って目にも見れば別人の絵だとわかる。食物を食べる事が、その魂を貰う事だと解る良い絵本。文章は牛乳やパンや林檎の独白である。「きみはぼくがすき、ぼくもきみがすき」というフレーズが韻を踏む。食べられる事で血肉になり、きみの中にいる事。ラストは食べ物ではなく本。少年に愛読されながら、猫のいたずらでボロボロになる。しかし本はきみの中にいる。本の内容も読んだ人の中で生きているのだ。内容を血肉にできる読書を長らくしてない自分を反省。2015/07/19

べるめーる

33
図書館で娘が選んだ絵本。よく見ずに借りたけど、芥川賞作家の藤野さんの作!著作は怖そう…と尻込みしていて未読ですが、絵本も出版されてたんですね。この絵本は、「ぼくは牛乳、パン、切られたリンゴ、破れた本。食べられたら、切られたら、存在がなくなる??いや、きみのなかに、ちゃんといる」…というけっこう哲学的な内容。シンプルなのに深くてハッとする。高畠さんの少しとぼけた絵がユーモラスで効果的。帯にあった藤野さんと高畠さんのコメントも良かった。娘がどんなふうに理解しているのかはわからないけど、この本好きみたい。2014/01/23

tomi

30
意外な作家の絵本(絵は高畠純)。「ぼく」は表紙の男の子ではなく、男の子に食べられる牛乳やパンやりんご。食べられて「ぼくがいなくなっちゃう」と怯えるけど「あれ?ぼくはいる。きみのなかにいる」。そして読んだ絵本も… シンプルだけど結構哲学的な絵本。2015/08/07

anne@灯れ松明の火

27
遠い方の新刊棚で、高畠さんの絵とシンプルなタイトルに惹かれて。藤野さん、どこかで聞いたようなと思いながら、読メチェックしたら、芥川賞作家さんだった^^; そのせいかはわからないが、前半の「ぼくはいる。きみのなかにいる。」という単純そうな言葉にも深みを感じるし、途中からの予想外の展開は哲学的だった気がする。今、内容を紹介を見てきたら、「4才~」とあったが、もう少し大きくないとわからないんじゃないかな。いや、せっかく絵本なのだから、あまり難しく考えなくてもいいのかな。2014/04/23

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