自民党幹事長 二階俊博伝

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自民党幹事長 二階俊博伝

  • ISBN:9784295201052

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内容説明

【最後のドン、その権力の立脚点。】

「政界最後のキングメーカー」 自民党幹事長権力の深奥に迫る――。
“ラストボス”二階俊博とは何者なのか!?
戦後最長の「安倍晋三」政権を与党・自民党幹事長として支え、現在の「菅義偉」政権の生みの親として、絶対的な権力を握るキングメーカーの核心に迫る政治ノンフィクション。
政界の師・田中角栄の持つ歴代最長記録を超えた二階俊博の政治遍歴の深奥を著者独自の取材網から描く。

〈本書の特長〉
自民党政権最高幹部独占インタビュー取材

〈目次〉
■序 章 菅義偉総理が語る「二階幹事長」論
■第一章 歴代最長幹事長・二階俊博の立脚点
■第二章 菅義偉新政権樹立
■第三章 和歌山県御坊市に生まれて
■第四章 遠藤三郎の秘書として
■第五章 和歌山県議から国政進出
■第六章 激闘! 田中軍団
■第七章 政界再編の激流
■第八章 小泉純一郎「郵政解散」と二階俊博
■第九章 経済産業大臣として
■第十章 政界流転
■第十一章 自民党幹事長 権力の実相
■終 章 ラストボス 二階俊博の覚悟

〈著者プロフィール〉
大下英治(おおした・えいじ)
作家。1944年広島県広島市に生まれる。1歳のとき被爆。父を失う。苦学の末、広島大学文学部仏文学科を卒業。大宅壮一マスコミ塾第七期生。1970年、『週刊文春』特派記者いわゆる“トップ屋として活躍。圧倒的な取材力から数々のスクープをものにする。月刊『文藝春秋』に発表した「三越の女帝・竹久みちの野望と金脈」が大反響を呼び、三越・岡田社長退陣のきっかけとなった。1983年、『週刊文春』を離れ、作家として独立。政治、経済、芸能、闇社会まで幅広いジャンルにわたり旺盛な執筆活動を続ける。近著に『安倍官邸「権力」の正体』(角川新書)、『電通の深層』(イースト・プレス)、『幹事長秘録』(毎日新聞出版)、『内閣官房長官』(MdN新書)など著書は450冊以上に及ぶ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

梅干を食べながら散歩をするのが好き「寝物語」

16
▼二階氏の評伝。一貫して二階氏を賛美している。内容は史実を基礎としながら、加飾されている部分はあるだろうと考えながら読んだ。コロナ対応まで記録されているので鮮度は高い。▼二階氏の歩みが成功に満ちたものとして美しく描かれ過ぎている嫌いもあるが、気配りが出来て面倒見のいい人柄の持ち主であるということは間違い無さそうだ。政党を渡り歩いて自民党に戻った人物ながら、直ちに筆頭格として活躍し始めたという事実が、その人間性と能力を表しているように思う。▼二階氏と和歌山の政治史に関して知ることが多かった。2021/05/17

田中峰和

6
政治家の提灯本。とにかく褒めるだけの本だ。唯一面白さを探すとしたら、小沢氏が自民党を離党後、新たな党を作ってはつぶすのを繰り返す歴史を再認識できたこと。自民党の55年体制を崩壊させた、連立与党の立役者小沢の政治家としての力量こそ評価すべきだ。二階を褒めることを忘れない著者は、彼が小沢のもとを去らなければ、小沢は天下をとっていたとさらに二階のことを評価する。習近平とのパイプを作り、中国から最大の評価を受ける二階だが、安倍あるいは日本にとっては何の恩恵もなかった。82歳の二階はいつまで現職を続けるのだろう。2021/08/19

Jun Masuno

4
なぜ二階さんがキングメーカーになったのかよく分かる本。 毀誉褒貶ある方だが、己の信念に基づき、行動していることは理解できた。 スタイルとして昔ながらの政治家で、今のサラリーマンと変わらない方々とは異なるようだ。2021/04/03

小島愛一郎

2
ここ数年、裏方の頂点であることは確かで、二階氏について知っておくことも必要と考え一読。二階氏の礼賛が多い内容だが、仕方がない。2021/05/22

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