ハヤカワ文庫JA<br> ショウリーグ

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ハヤカワ文庫JA
ショウリーグ

  • 著者名:上田裕介【著】
  • 価格 ¥1,078(本体¥980)
  • 早川書房(2021/03発売)
  • ポイント 9pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784150314750

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内容説明

ショウリーグ──元プロ野球選手ほか、アスリート、元アイドルなど異色のプレイヤーをスカウトして、起業家の堀切始が設立した4アウト5回制による野球リーグ。その最大の特徴は、投球・打撃・守備のすべてにシナリオが存在することだった。堀切の隠された思惑により意外な展開を見せるショウリーグ。果たしてその目的とは? 冲方丁による作家育成プロジェクト、冲方塾の長篇コンテスト、塩澤賞を受賞したデビュー作

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

rosetta

20
★★★✩✩冲方丁の作家養成プロジェクトからのデビューと言うが、塩澤賞ってなんなの?お手盛り?独立リーグって物が四国とかにあるのは何となく知っていたけど、内容はここに書かれた通りなんだろうか?とりあえず1つの企業が4つの野球チームを持ってリーグ戦をやっていると読めたのだが。校内球技大会みたいなもん?予めシナリオのある競技と言えばまずプロレスが思い浮かぶ。誰がヒーローになって誰がヒールになるのか。しかし新人の文庫本で1000円オーバーとは高すぎでないかい。あと内容の割に登場人物が多くて把握するのが面倒くさい。2021/06/11

ツバサ

14
様々な経歴を持つ人物達が筋書き通りの野球をこなしていくうちに隠された狙いが明らかにされていき、徐々にどこまでが狙いでそうでないかの違いが気になるようになっていました。人生に躓いた人達の盛り返しは良かったです。2021/03/22

本の蟲

11
贔屓の作家、冲方丁による作家育成プロジェクト「冲方塾」の長編受賞作。筋書きのある野球ドラマ。エンタメに振り切った独立野球リーグ「ショウリーグ」。その設立から参加した人間の心情。外部からの疑惑、興味、支持への変化。プロ野球との比較と対決。その後の興行を追った物語。コンセプトはかなり心惹かれたが、群像劇とはいえ登場人物多すぎで視点の軸がぶれたのが残念。一番の盛りあがり所のプロとの対決も、中途半端に現実感が見えて消化不良に。全体評価はまずます。恩返し(師匠越え)には至らない。アイディアは良いので今後に期待2021/03/19

スプリント

9
結末が気になって引きこまれました。 登場人物の命名規則に気がついたあとはそれが気になって仕方がなかった。2021/10/17

黒井真

5
野球に興味がない人にとっては、野球がヤラせでもシナリオがあっても、どうでもいい。しかし野球ファンにとっては、シナリオがある野球など、タブ―であり、冒涜であり、腹立たしいのだ。この小説の中では、様々なキャラが、そのことに驚き、怒り、不満を言う。さらにリーグ戦が進むにつれ、意地、期待、プライド…より面倒くさい感情が出てくる。 そして読み進めているうちに、ふと気づく。それら全てをひっくるめて、これが著者の作り上げたショウなのだと。 その上で、ラスト、各登場人物が胸熱の有終の美を魅せ、ポジティブな感動に浸れる。2021/04/04

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