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内容説明
国益を懸けた交渉、政策決定の裏にはつねにインテリジェンス(諜報・情報活動)がある。情報と報道のプロフェッショナルはどの点に着目して収集と分析、判断を行なっているのか。ロシアとの北方領土交渉の真相、新型コロナ禍を機に広がる中国の覇権主義への対処。アメリカの分断と混乱、イギリスのブレグジットとEUの展望。日本を守り、強くするための教育。いまこそ世界史の蓄積のなかに英知を求め、21世紀を生き抜くための賢慮(Wisdom)を導き出さなければならない。歴史に鑑みて時事を照らし、教養を実務に生かす極意を二人の知者が明らかにする。 ●第1章 北方領土交渉の危機 ●第2章 国際情報戦の要諦 ●第3章 イギリスとEUの確執 ●第4章 アメリカの混乱と日本外交 ●第5章 この国の未来を教育に託す
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kawa
29
(再読)というか、メーターで「佐藤優」で検索して読了本にひっかからず、「岡部伸」でも同様。読みをすすめると、どうも、読んだことある気がする。「書名」で検索したら、今年5月の読了本であることが判明。ちなみに「佐藤優」で検索すると読了本1冊。「書名」で検索し、読了本のタブを押すと「佐藤優」読了本が20冊表示される。電子書籍の扱いも含めて、ちょっと使えないメーターの検索システム。書棚で著作者別を管理するしかないのかなあぁ(タメ息)。(コメントへ)2021/10/26
kawa
29
佐藤氏と元・産経新聞モスクワ支局長との対談風書籍。日頃の新聞等のマスコミ情報で得られない知見多数。・分断したイギリス国民の統合の役割を持つ王室をメ-ガン妃がぶち壊した。 ・ブレグジットは英国の勝利、その目的はEUを支配するドイツからの主権回復。・コロナ禍による自国ファ-ストの姿勢がEUの理念を殺した。 ・EUの負け組(イタリア・スペイン等)に食い込む中国。 ・中国の戦狼外交に反発するスウエ-デン。 ・トランプ氏に見切りをつけるのが早かった菅首相。 (コメントへ)2021/05/28
ta_chanko
20
世界各国はさまざまな分野で熾烈な競争を繰り広げており、高度なインテリジェンス外交を展開している。現状、日本はアメリカと同盟を組んで中国に対峙するよりほかに方法はなく、これにイギリス・オーストラリア・ニュージーランド・カナダを加えたシックス・アイズの一員となって、自由と民主主義を守る姿勢を示すことが大切。熾烈な国際社会で活躍できる人材を本気で育成していくことも重要。経済成長と平和に安住できる時代は終わった。2021/07/14
羊山羊
8
結論から言うと不満足だった。連載を纏めた本なのは承知だが、今更故リトビネンコ氏やゴーン氏の話をして一体どうするのか。追加対談を収録して欲しい。編集者にはツッコミを入れたい。勿論ブレグジット、米中問題等の知見に関しては舌鋒鋭い指摘が出てくるけどやはり古い。高校生の時からそれなりに佐藤氏の本を追いかけてきたけど、こんな気持ちになったのは初めてかも。卒業の時期なのかな…?いろいろ悩んだ1冊。2021/04/24
Happy Like a Honeybee
7
参考になる対談であった。 西欧と日本の教育の対比が参考になった。 外交官試験を緩和した結果、語学力低下が著しい外交官。 魚は頭から腐ると言うが、20年後に中国と渡り合えるのか?2021/06/06
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