内容説明
科学・技術の進歩が暮らしの隅々にまで入り込み,その恩恵を当然のこととして享受する私達.しかし一方で,原発やゲノム編集など危うさもクローズアップされている今,科学記者とし活躍する著者は,「カガク力」=「疑い,調べ,考え,判断する力」を身に付けること.それが賢く生きる術となり,よりよい未来をつくる土台になっていくと説く.
目次
はじめに┴◆1章 科学に囲まれた暮らし┴AIと共存する社会┴シンギュラリティは来るのか┴AIに仕事を奪われる?┴第四次産業革命が起きている┴遺伝子が人生を変える┴共感と異論と┴HPVワクチン問題に学ぶこと┴科学・技術の光と影┴「文明社会の野蛮人」┴ブラックボックス化する科学・技術┴◆2章 疑え! 疑え! 記者という仕事┴内気な少女が作文に出会った┴愛読書は『暮しの手帖』┴好きだった理科が嫌いになった┴聞く・理解する・共感する┴理科嫌いの科学記者┴鵜呑みにせず「裏を取る」大切さ┴因果関係には慎重に┴「疑似科学」はなぜ科学ではないのか┴科学が科学である理由┴誰がやっても「再現」できるか┴仮説→実験→検証のくり返し┴疑似科学の心配な使われ方┴◆3章 社会とつなぐ 科学コミュニケーションの可能性┴科学者に会ったことがありますか?┴「?」だらけのニュートリノ┴すごいのに社会の裏方┴「何になるか」より「何をするか」┴専門家と社会をつなぎたい┴気取らない交流の場「サイエンスカフェ」┴科学祭が盛んなイギリス┴「科学は文化」を実感した英国留学┴街じゅうが博物館┴ガラクタの山から科学が生まれた┴イギリス人は疑い深い┴原発事故と東日本大震災┴原発事故報道の限界┴科学の「不確かさ」をどう伝えるか┴原発をどうするか┴トランス・サイエンス┴◆4章 いのちを支える科学┴再生医療が寿命を伸ばす┴人生の「始まり」にある科学┴不妊治療大国ニッポン┴普及する生殖補助医療┴技術の拡大 どこまで許されるか┴「本当の父親」を捜す┴自分のルーツを知りたい┴科学と法律が犯した過ち┴デザイナー・ベビーは許されるか┴科学・技術が人命を奪う┴行動する科学者たち┴◆5章 これから生きていくあなたに┴二〇世紀の予言┴二二世紀はどんな世界に?┴何が科学をゆがめるのか┴自然と科学の共存 ボルネオで考えた┴熱帯雨林を壊して富が生まれる┴「持続可能な開発」への挑戦┴無関心は最大の敵┴分けるの反対!┴◆6章 カガク力が身につく五つのコツ┴その一 出会ってみる┴その二 おもしろがる┴その三 分からないことは分からない┴その四 それでも考え,行動する┴その五 「絶対,はない」と知り等身大で向き合う┴付録 科学と上手につきあうためのおすすめ本┴あとがき
感想・レビュー
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