内容説明
ベストセラー『クマムシ?! 小さな怪物』から一三年.沈黙を破る著者二作目の舞台は,なんと南極! 白夜の夏,キャンプのような野外調査.食生活は意外とグルメ? 寄せては返すペンギン,なぜか土下座をする隊員…….時に笑い,時にぶつかり,苦楽をともにする仲間たち.生物学者が見た極地の自然とは? [カラー口絵8頁]
目次
カラー口絵8頁┴プロローグ┴おもな登場生物┴南極と調査地周辺の地図┴第1章 なぜ南極なのか?┴どんな所か/氷の世界で暮らす生物/南極探検の英雄時代/一番乗り競争/英雄時代に始まったクマムシ研究/生物学者マレーの生き方(または,死に方)/日本の南極観測/昭和基地周辺のクマムシ/「南極クマムシ調査隊」┴●コラム 1-1 南極条約/1-2 種の学名/1-3 南極観測隊への入り口┴第2章 砕氷艦「しらせ」の旅┴南極への船出/長い長い船旅が始まる/電子メールが使える/ツジモト隊員が見つからない/「しらせ」の中の生活(1) 船室/「しらせ」の中の生活(2) 日課/「しらせ」の中の生活(3)お風呂/たどりつけなかったらどうなるか/しらせ大學,南極大學,しらせ高校/叫ぶ六〇度/大ゆれの船/吹雪の南氷洋/ついに氷海に入る/白夜の始まり/ラミング/速度〇・〇二ノット/ラミング見物のペンギンたち/艦上のメリークリスマス┴第3章 南極を歩く ラングホブデ ┴上陸準備/大型ヘリコプターに搭乗する/南極の大地/夏宿/私たちのフィールド/ヘリコプター・オペレーション/いよいよ南極の野外へ/フィールド・アシスタント/ラングホブデへ出発/雪鳥沢/私の中のもやもやした気分/Chalet Lang 雪鳥小屋/小さな遠足/定時交信『こちらラングホブデ雪鳥小屋』/大にぎわいの雪鳥小屋(ラングホブデ二日目)/南極顕微鏡/雪鳥沢で仕事/超満員の夕食会/なかなか仕事が進まない……/四つ池谷調査/池の底に見えたもの/ナカイ君,やかんの湯で頭を洗う/雪鳥池調査/『毎時〇〇分に通信せよ』ざくろ池調査/ざくろ池 ガーネット色の砂浜/いちじく池 塩だらけの風景/カワノリから驚くほどの数のクマムシが……/雪鳥小屋の五人/雪鳥小屋のお正月/南極の空気/一月三日(ラングホブデ九日目)/ラングホブデから昭和基地へ┴第4章 南極の風景 スカルブスネス ┴計画停電/スカルブスネスへ出発/きざはし浜/きざはし浜小屋の小屋開け/鳥の巣湾/きざはし浜小屋の朝/海岸で昼寝/なまず池方面の調査/すりばち山,すりばち池,なまず池/気圧の谷と湿った空気/予断を許さぬヘリオペ/南極授業のペンギン見学隊/南極観測の問題点を考える/定時交信の声/インホブデ遠征/そして3名だけが残った/しのびよる暗雲?/親子池での奮闘 一日目/親子池の奮闘 二日目/一月一五日 スカルブスネスきざはし浜/孤独な海の仕事/一月一六日 スカルブスネスきざはし浜/一月一七日 スカルブスネスきざはし浜小屋/雪のきざはし浜/もうすぐ夏が終わる/スカルブスネスから昭和基地へ/昭和基地にて/夢を叶えるプラント┴●コラム 4-1ラミングの回数┴第5章 南極の湖とコケ坊主┴ふたたびスカルブスネスへ/コケ坊主/スカーレンの輝く氷河と明るい池/休みなしの調査,調査/椿池/コケが多すぎる!/ラングホブデ・ぬるめ池の黒い泥/野菊池のコケボ坊主/ペンギン保育園/円山池とあやめ池/きざはし浜の小屋閉め/氷の回廊で踊るベル/海氷チームからの二人の若者/悲しい泥の谷/アベモトさんの定時交信/氷河を眺めながら/緑の光線┴第6章 さらば南極┴南極のバーにて/夏の終わり/南極でペンキ職人となる/別れの日/長い航海ふたたび┴あとがき
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アナーキー靴下
ばんだねいっぺい
yyrn
七月せら
月をみるもの