岩波ジュニア新書<br> 東大留学生ディオンが見たニッポン

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岩波ジュニア新書
東大留学生ディオンが見たニッポン

  • 著者名:ディオン・ン・ジェ・ティン
  • 価格 ¥968(本体¥880)
  • 岩波書店(2021/03発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 240pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784005008520

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内容説明

何度も訪れるほど大好きな国・ニッポンに夢叶って留学したディオンの見聞録.「英語をもっと話そうよ!」「タメ口と敬語の使い分けは難しい!?」「どうして体育会に入ると留学しにくいの?」等々,東大PEAK.体育会・コンパで同世代や社会に感じた異論・戸惑い・共感を率直に語る.日本の国際化にむけても示唆に富む一冊.

目次

はじめに┴第1章 暮らし始めてビックリ!┴日本社会は排外的?/びっくりした点・その1/びっくりした点・その2/びっくりした点・その3/フォリナーフレンドリーな日本に住みたい┴第2章 「みんな,中学生?」┴外見の大事さ/表面を中心とする傾向/日本人と話すのと,外国人と話すのとどういうふうに違うの?/英語で話すときの私,日本語で話すときの私/自然な日常会話を学ぶ,ディオンの多面キャラ!┴第3章 「うわー,日本語お上手ですね!」┴ひとことしかしゃべってないのに……/日本人の「他者」意識/「これは私物です」の意味/本音,建前,お世辞,社交辞令を区別する能力が大事!┴第4章 必修?の第二外国語┴コミュニケーションツール? それともただの受験科目?/「あなたは,日本語を話せますか?」/なぜ外国人の私達と英語で話さないのですか?/日本人の英語の学び方・日本の英語教育制度/一年生一学期目,第三外国語フランス語(初級)を受けてみた!/二学期目,フランス語会話(初級)を受けてみた!/第二外国語学習の必要性┴第5章 リバースカルチャーショック┴シンガポールへの帰省/リバースカルチャーショックとはいったいなーに?/帰省中に見舞われたショック/日本,やはり恋しや┴第6章 日本語でしか表せない┴これは,英語で何て言うんだっけ……?/シンガポール人っぽい,日本人っぽい┴第7章 「なんとか会」文化┴何部,何サーに入ろうかな?/「〇〇会」「〇〇コンパ」が多すぎてよくわからない!(汗)/アルコールなしで本性表せないの?/あなたは何「キャラ」ですか?┴第8章 タメ口と敬語┴厳しく守る上下関係,大学の学生団体からすでに現れる/先輩に敬語,同期と後輩にタメ口……理解しにくい上下関係/この壁を乗り越えるには?/人種によって,容姿によってその壁の高さが変わる?/帰国子女は敬語が話せない?┴第9章 “You are what you SPEAK”┴日本語の若者言葉との出会い,その感想/若者言葉の現象,日本だけ? 他の言語では? 若者言葉の社会的な役割/「ネイティブ」とは?/長期留学のおかげで学べた言語を超えたコミュニケーション┴第10章 目立たないエリートの謎┴異論発言が嫌い,それとも苦手?/日本風授業VS西洋風授業/出る杭はほんとうに打たれる?┴第11章 グローバル化に対する意識は?┴留学に興味のある人はまだ少数?/「濱田総長と語る集い」にて/自分から探ってみるという意識┴第12章 文脈を把握していないと……┴言葉はわかっても……/自分の生活様式・習慣を変えるべき?/郷に入っては郷に従え/グローバル社会になりつつある┴主要参考文献┴おわりに┴扉・本文イラスト=片塩広子

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ばんだねいっぺい

33
 なんて気持ちのよい本なんだろうか。ジュニア新書じゃなく、一般として盛大に売り出すべき。留学生視点からの日本文化を教えてくれるさわやかな一冊。また、英語を勉強したくなった。2017/08/29

ごへいもち

23
タメ口と敬語の項が面白かった。部活の先輩に対して基本的に敬語だけれど、ビックリしたりすごいと思ったりした時はタメ口になったり周囲の人を巻き込む形でタメ口を使ったりするというのは良く観察しているなぁと2017/07/01

kenitirokikuti

7
詰み本くずし。著者のディオン・ン・ジェ・ティン(Dionne 黄哲婷)さんは、中華系シンガポール人で、中学生のときから日本へ多く旅行し、東大に留学。在日シンガポール留学生協会会長を務めた若い女性である。日本への留学生として、最頻値なタイプではないので、戸惑いつつ読んだ。日本語に関する事柄では、先輩への丁寧語、同輩や後輩へのタメ口というルールにむつかしさを感じたそうな。その他、日本語のいまふうな若者言葉には、学校英語への反発が背景にあると指摘。日本語が日本人のアイデンティティと密接だからだろう。2017/09/16

みさと

4
シンガポールから日本に留学してきたディオンが見たこと感じたこと、そしてとまどいを語るエッセイ。 自分のテリトリーを離れアウェイで学ぶことは、文化や世界観の差異を超える経験。僕はそういう人が好きなのです。本人だけでなく周囲も変化させていくから。 おもしろかったです。2017/05/31

星辺気楽

2
やはり日本人は英語を勉強するより、自己表現をしっかり身につけることが必要ですね。今の若もの方が「忖度社会」につかりすぎている。日本よりも海外に目を向ける若者が多くなることを望みます。2018/04/16

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