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内容説明
累計9万5000部(電子含む)突破!『コロナショック・サバイバル』
『コーポレート・トランスフォーメーション』に続く「DX成功への決定書」!
「DXの真髄を見事に解き明かした。これからのビジネス、社会を考える必読書」
ーー松尾豊氏(東京大学大学院教授・人工知能研究者)推薦!
「著者は、時代の数歩先を行く天才だ!」ーー冨山和彦氏(IGPIグループ会長) 絶賛!
会社、産業、社会、そして国家、個人までが
DX(デジタル・トランスフォーメーション)の「対象」かつ「主体」となる時代が到来。
天才ビジョナリーが描く「DX成功の極意」とは。「ミルフィーユ化する未来」とは。
・DXの要諦は「抽象化」にある
・抽象と具象を行き来する
・タテからヨコへ、ピラミッドからレイヤーへ
・あなたも会社もエコシステムの一部に
・「相対性理論」の感覚を実践する
・人工知能と人間の距離をどう埋めるか
・日本の中小企業が真似しやすいのはドイツ
・アリババが自らをケーキにたとえる理由
・ネットフリックスには、なぜ上司の決裁がないか
・見たことのない「万能工場」のつくり方
・自社の製品・システムから発想してはいけない
・読者のUXを研究していた夏目漱石
・各国が注目するインド政府のデジタル化
・10億人に給付金とワクチンを届ける仕組み
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬弐仟縁
35
DXは会社をつくり変えること(CX、13頁)。コンピューターと人間をつなぐ、レイヤー構造。ギャップを埋める(65頁)。ディープラーニングとは、深い階層〜使うことで、人工知能が中間解を学習して、素早く最終解に辿り着く仕組み(79頁)。 コト中心、無形の付加価値中心の社会へ…観念空間における3次元的な世界へ(266頁)。社会の変容(SX)、個人の生き方の変容(LX)が不可避に(269頁)。コロナ禍の不確実性の時代に、何が変わっていのか? 地殻変動を体感したような本。2021/08/20
yyrn
22
DX時代の到来に、わが社の取組みがこれでイイのか?方向性を間違えたくないと思い読み始めたが、大きな流れは納得できるが(例:アルゴリズム(手順書)により膨大なデータから価値を生み出すソリューションにいち早く到達できるかが問われている等)、それをわが社に落とし込んで何をどうするか?という部分で社長を説得できるほど理解は進まず、投げ出したくなったが、最後にまとめがあるのではと思い最終章を読むと「この本が理解できない経営者は、ビジネスの最前線で闘い続けるのは難しいだろう」とまで書いてある。昭和世代には⇒2022/06/10
ぶう
19
元経済産業省の役人である著者によるDXについての書籍。他のDX本と比較して全体的に抽象度の高い内容であり、例え話も含めて若干読みづらい部分もあり。 DXで重要な事は一旦抽象化してから、具体的な解決策に落とし込むこと。顧客の要件をヒアリングし個別カスタマイズをしてしまうのは思考停止であり、日本企業ではよくありがちな典型的なマズイ対応。そういう方法ではなく「この手を打てば目の前の課題がなんでも処理・解決できてしまうのではないか」という解決策を考えつくことこそDXでは重要なのである。2021/08/31
Hiroo Shimoda
15
デジタル化とは抽象化、コード化。具体から抽象を見出す思考は、本書とは全く異なる切り口のビジネス書である「メモの魔法」でも語られており、企業組織にも個人にも最も求められることなのだろう。2021/10/08
nishi
15
一見抽象論かと思ったが、読み進めると具体の内容も多く、DXの教科書といっても過言ではないのではと思うような内容。ある意味非常に実務的で学びも多い。「この手を打てば、今目の前にある具体的なもの以外のものも含めてなんでも処理・解決できてしまうのではないか」という発想を持てるかどうか。具体と抽象の行き来、ピラミッドではなくレイヤー。2021/05/29