内容説明
『冩樂』『廣戸川』『白隠正宗』『十六代九郎右衛門』『仙禽』。親の代からの「負の遺産」とともに代々続く酒蔵を継いだ若き蔵元5人。彼らはいかにして過去のしがらみから抜けだし、窮地だった経営を立て直し、最終的に「日本酒ブーム」を作り上げたのか。あくなき挑戦心、そして酒造りへの情熱。彼らを定点観測してきた著者が5人の熱い思いに迫る。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
グミ天麩羅
2
面白かった。今の日本酒業界を席巻する5人の作り手のインタビューです。どの蔵元も、先代の負債を抱えたまま引き継ぐというハンデ付きだったけれど、それでも自分の作りたい日本酒を追求した結果成功出来ていてよかった。沢山の苦労を乗り越えて、今美味しい日本酒を届けてくれていることに感謝しなければならないですね。冩樂は今度買ってこよう2025/01/10
エトランジェ
2
親の代が作った負債、僕らはバブル処理班、どこも同じなんだなと。白隠正宗の社長がコロナ禍で酒が売れなくなった分、熟成期間にあてようと考えた話を読んで笑った。そう。そういったポジティブな発想の転換が大事ね。2022/02/13
へへろ~本舗
2
2015年刊行の本書を文庫化し、五年後の2020年の状況も追記。自分の求める酒を追求する過程においてアル添酒を造っていた父親を否定する人、やる気のない杜氏たちと対立する人、蔵と一緒に借金も継いでしまった人…他にも色々なご苦労があっただろうが、今美味しい日本酒が頂けるのはこうした方々の苦労あってのことと感謝いたします。(我が家の保管酒を見たら廣戸川買ってありました)でも『飛露喜』は凄い!2021/04/08
nakopapa
1
日本酒作りに込める酒蔵の思いを知りたくて、折に触れこの類の本を読む。今回もここで知ったお酒を酒屋で手に入れて飲んでみた。美味しかった。2021/08/07
Ikeda Kazumasa
1
日本酒の蔵を親の代から継いだ、蔵元の今までと、思い。2021/05/14
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