角川書店単行本<br> YMO1978-2043

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角川書店単行本
YMO1978-2043

  • 著者名:吉村栄一【著者】
  • 価格 ¥3,960(本体¥3,600)
  • KADOKAWA(2021/03発売)
  • 盛夏を彩る!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~7/27)
  • ポイント 1,080pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041098387

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内容説明

本書は、YMOが結成された1978年から「散開」した1983年直後までを第1部、再生を果たした1992年から2021年初頭までを、第2部としている。
 第1部は、当時の国内外の資料をあらためて精査した上で、多くの関係の方々を取材して得た証言から構成している。
 1970年代末から1980年代初頭の日本にYMOという稀有な存在がどのように誕生し、当時の社会情勢の中でなぜ広く受け入れられ、さらに前例のない形での海外進出を果たすことができたのか。
 ぼくはその当時は地方都市に暮らす10代で、遠い外部から憧憬の眼差しで見つめたかつてのYMOの姿を今回あらためて凝視し直したとも言える。
 ここでは、1980年代から1990年代にかけて構築され、ほぼ完成されていたYMOに関する「神話」を一度頭から追い出して、フラットな気持ちで事実を追い、情報の確認もしたつもりだ。当時、海外からYMOはどう見えて、どう捉えられていたのかも調べてみた。
 第2部の1990年代から現在までは、幸いにも取材者としてYMOとそのメンバーたちに接することが多く、何度かの海外公演にも立ち会うことができた。
 その際に得た本人たちの証言や感慨を原稿に多く組み入れることで、この第2部ではメディアなど第三者のフィルターを通したYMOではなく、自分の目で見て、自分の耳で聞いた事実や言葉を中心に内容を組み立てることができたのは僥倖だった。内部ではないが、そこに近い視点からYMOの新しい歴史を追ったつもりだ。
(「はじめに」より)

知られざる新事実も満載
■はじめに
■第1部 1978‐1983(全13章)
■第2部 1992‐2021(全15章)
■おわりに
■YMO作品リスト ■YMO年譜 ■引用発言出典一覧

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Ken D Takahashi

10
約40年前の僕が、このバンドに興味を示さなかったら恐らく今の僕の音楽の好みはかなり変わって居たと思う。時系列をおって丁寧に綴られた「YMO歴史本」であります。随分長い時間このバンドを見聞きして居りますが、そんな僕でも充分楽しめて納得出来る一冊でありました。5年程の実働期間よりも、解散(散開)後の期間の方が長くて面白い。つくづく不思議なバンドなのであります。現在闘病中のお二人を気にしつつ、次は「音」で楽しませて戴きたいです。2021/03/21

bumps

2
YMO のデビュー前のミュージシャンや音楽業界の動向など背景も含めて語られている本書。 そうだったのかという余談もふんだんに散りばめてあり、YMOフリークは十分楽しめる内容だと思う。 1978年のデビューから1983年の散開まで、紆余曲折あったのは、多くの人が知るところだが、個性の衝突に苦しみつつも、YMOで音楽を創ることの意味を追求して取り組んだ時期も結構あったのだということが分かる。 この本を読んで、BGM, テクノデリックを聴き込んで見たくなった。2023/04/21

almondeyed

2
この本を読んでいて、なるほどそうだなと思ったのが、この3人はそれぞれバックグラウンドや関心事が違うのに、常に新しい事に挑戦し続けているところが共通している。そして常に彼らよりも下の世代のミュージシャンたちと波長が合っていく。そこがまたおもしろい。2023/01/08

Kolon

1
YMOの歴史が現代に至るまで詳しい取材や情報に基づき網羅的に書かれており楽しく読めた。 知り合いが沢山出て来たが、彼らが果たした役割も良く理解出来た。 YMOへの愛情が突き抜けた本である。2021/05/17

Nepenthes

0
YMOファンならばおおよそ周知の内容であるけれども、スケッチショウ以降の動向・インタビューをこうしてまとめて読めるのが嬉しい。しかし欲を言えば、個人的にはそろそろYMOの楽曲や背後関係を理論的・歴史的に分析してまとめた本が読みたい。楽曲一つとっても非常に興味深いアイデアが満載であることは音楽的にある程度の造詣を持っているのであれば理解出来ることだし、そちらの需要も多いと思う。どんなに分厚くなろうが中身の濃いものになることは必然だし、資料的価値も大きいものになるのでは…と読中何度か思い描いた。2022/04/02

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