新潮新書<br> 毒親の日本史(新潮新書)

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新潮新書
毒親の日本史(新潮新書)

  • 著者名:大塚ひかり【著】
  • 価格 ¥924(本体¥840)
  • 新潮社(2021/03発売)
  • 盛夏を彩る!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~7/27)
  • ポイント 240pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784106109003

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内容説明

親子関係は一筋縄ではいかない。古代天皇に平安貴族、戦国武将から僧侶まで、あっちもこっちも「毒親」「毒子」だらけ。子捨て、子殺しや性虐待は勿論のこと、きょうだいの殺し合いを招いたり、子の恋文を世間にさらしたり。父親に見殺しにされたヤマトタケル、子を母に殺された建礼門院徳子、実家にいびられ続けた小林一茶等々、系図上では、はかなく頼りない親子の縦一本線に込められた愛憎が、日本史に与えた影響を読む。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mazda

64
しょっぱなから出鼻をくじかれました。「イザナギ・イザナミという日本を作った夫婦神は、あらゆる児童虐待を行っている」…。なるほど。生まれた我が子が水蛭子だったので、葦船に入れて流したり、イザナミが亡くなるきっかけになったカグツチをイザナギが切り殺した、などが理由です。まず、水蛭子ですが、流れた後エビスとなり戻ってきているので、これを持って虐待というのか疑問です。カグツチに関しても、切られた血から様々な神様が生まれています。カグツチは火の神様なので、それくらい恐れられていたとも言えます。2024/08/14

香菜子(かなこ・Kanako)

20
毒親の日本史。大塚ひかり先生の著書。毒親はいつの時代にもいる。毒親は現代社会にしか存在しないというのは大きな勘違い。毒親の歴史は長い。日本の歴史においては子捨て、子殺し、孫殺し、虐待、殺し合いをする毒親がたくさんいた。自らの野心や欲望や保身のために子供をコントロールして子供を洗脳して子供を道具にように悪用乱用した毒親たち。形は違えどいつの時代も毒親は存在していて毒親に苦しめられる子供も存在している。 2022/10/08

もちもちかめ

18
毒親流行りに乗っかり本。つい図書館で手にとってしまった。見事に商才に引っかかってる。大塚ひかりさん、この扇情的タイトル日本史関係トリビア本の長年のプロらしい。尊敬した。内容は日本史パープーなのでちんぷんかんぷん。講演会とかあったら行きたい。楽しそう2025/05/10

ユウユウ

16
#読了 毒親こわ…2021/06/09

どら猫さとっち

13
近年から〝毒親〟という言葉が一般的に広まり、社会現象になった。しかし日本史を繙けば、古代から毒親は存在していた。古事記から小林一茶まで、古典文学や日本史を面白く読み解くエキスパートが、毒親の実態を解説した、家族のもうひとつの顔。古事記や源氏物語といった古典文学の世界にも、古代史からの歴史上の人物にも、確かに存在していた。永井路子の「歴史をさわがせた女たち」シリーズと双璧をなす、面白歴史エッセイ。2025/04/21

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