内容説明
学校へ行けない不登校児の数は中退生も含めれば全国に25万人いるといわれている。
著者である師友塾塾長・大越俊夫氏はすでに26年前から、
不登校という教育の迷路に入り込んだ子どもたちを集めて、
「彼らの魂に火を」という独自の理念のもとに私塾を経営してきた。
その「師友塾」の卒業生はもはや5千人を超えた。
そこで得た結論は「不登校児はすばらしい人間性を持った子どもたちだ」ということだ。
四半世紀にわたって「学校外教育」にたずさわり、不登校児の最前線で子どもたちと喜怒哀楽をともにしてきたエピソード、
その体験から醸造された教育観、不登校の子どもをよみがえらせる再生のメソッド、
また大越氏の人生観や社会批判などが豊富な実例とともに語られる。
*目次より
◎池にフナが浮くのはだれのせいか
◎競争社会を下品だと感じている子どもたち
◎「ふつうの子」に不登校児がふえてきた
◎「なぜ」を問うことが許されない学校
◎脳幹の未発達も不登校要因の一つ
◎不登校は次の新しい社会に向かう行為
◎子どもは大人を尊敬したがっている
◎親のこんな言葉が子どもの心を殺す
◎「アホなおとんとマヌケなおかん」の温もりこそ大事
◎子どもの存在をまるごと受け止める肚を決めよ
◎「学校へ行かない生き方」を楽観的に認めよう
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒロミ
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なかなかいい事書いてありました。子供に優しくなれるかも。暫くは。2020/01/11
こらっと
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日本人が戦後経済成長というひとつの目標に向かって邁進していたときは社会に適応できるとかできないとか言ってるひまもなかった。 今、適応できない人々が増えているのは、何をするために自分が存在するのか、 わからないからだと思う。 何のために学校に行くのか、何のために働くのか、自分の生きる意味が見えてこない漠然とした不安感、恐怖心。引きこもりは年齢関係なく、いつ自分たちの身近に現れても不思議じゃない。 反対にそれが見つかれば、瞬く間に引きこもりから卒業できるともいえる。 人間は単純で複雑、複雑で単純。 2011/01/27
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