カドカワBOOKS<br> 灰の街の食道楽

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灰の街の食道楽

  • ISBN:9784040740010

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内容説明

人類圏の東端に位置する“灰の街”。そこでは人が残酷に食い荒らされる事件が頻発していた。特務捜査官・トシヤ(30)は“ネコ”と呼ばれる幼女・ミィとエージェントとして街を暗躍する。SFグルメを食しながら!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

サケ太

18
殺伐としたSF世界。食事を通じた交流。そのすぐ近くにある死。どのような出会いと離別があっても、生きる。様々な想いを抱えた特務捜査官と彼らとともに任務に挑む人造の怪物“ネコ”。不穏な世界の中での登場人物たちの生き方。現在も残る過去。グルメもの、といえば美味しい、美味しそう、となるわけだが、“苦味”があるのがこの作品の味か。厳しい世界の中で、それでも食べる飯はきっと美味いのだろう。2021/03/12

HASE, Moto

0
最終戦争の後、かつての自然や農業・漁業・畜産業などが失われ、食文化さえロストテクノロジーとなりかけた社会。奇病の発現を抑えるための灰が降りしきる街で、国家警察特務捜査官のトシヤは、相棒で「ネコ」のミィと共に仕事に当たっている。 資源も食材も乏しい中でも美味しいものを求めるトシヤとミィ。現代人から見るとちょっと不思議な食べ物もあるものの、美味しそうに食べる様子が微笑ましい。 仕事は殺伐として物騒で、少しグロテスクでもあり、物悲しいときもあるものの、そのくらいのタフな刺激がちょうどよいです。おもしろかった!2021/04/10

雨水 飴

0
久しぶりにSFを読ませていただきました。ミィとトシヤの関係性、イナちゃんとロウの関係性、そしてアマトくん。登場人物が魅力的で、そしてお腹が空く!美味しそうなご飯たちにヨダレが口の中に溢れて仕方なかったです。特に5話目と6話目が好きなお話でした。ネコと捜査官の掛け合いや、そこにちょっとシリアスなスパイスが効いていて楽しいお話でした。続編を楽しみにしてもいいのかな?ヒミコと五番殿の関係性も気になりました。

0
Kindle2021/03/14

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