講談社文庫<br> 邪魔(上) 新装版

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講談社文庫
邪魔(上) 新装版

  • 著者名:奥田英朗【著】
  • 価格 ¥880(本体¥800)
  • 講談社(2021/03発売)
  • 初夏を楽しむ!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~6/1)
  • ポイント 240pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784065226124

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内容説明

及川恭子、34歳。サラリーマンの夫、子供二人と東京郊外の建売り住宅に住む。スーパーのパート歴1年。平凡だが幸福な生活が、夫の勤務先の放火事件を機に足元から揺らぎ始める。恭子の心に夫への疑惑が兆し、不信は波紋のように広がる。日常に潜む悪夢、やりきれない思いを疾走するドラマに織り込んだ傑作。

スーパーのパート。不眠症の刑事。不良高校生。接点のなかった三人の日常が、ある事件を機に静かに急速に、転落してゆく――。

日常に潜む悪夢を描いたクライムノベルの傑作。
大藪春彦賞受賞作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

遥かなる想い

102
刑事九野と主婦恭子の平穏な日々がほんのささやかな綻びから 壊れていく様を描く。 恭子の夫は一体何を隠しているのか? そして 会社は何を恐れているのか? 上巻は 徐々に明らかになる綻びを描く。 下巻の展開に期待。2023/10/08

mike

91
パート勤めの恭子の夫の会社が放火され、そこに居合わせた夫は怪我を負う。妻に先立たれた刑事の九野は事件の捜査をする。平凡ないつも通りの日常がふとした切掛から綻び始め、暗雲が立ち込めていく。誰にでも起こるかもしれないその不安、恐怖が読み手にゾワゾワ伝わって来る。表題の「邪魔」。これが意味するところはまだ分からないまま。とにかくこの二人の行く末が、怖いのに気になって気になって下巻へと手を伸ばす。2023/07/27

すしな

48
037-26.放火事件やその背後にほのめかされる横領、警察組織の裏金問題を発端とした刑事間の対立、そしてパート先の曖昧な雇用契約などと、複数の出来事が同時進行しますが、いずれも組織の論理が個人の生活や尊厳を圧迫する構図として描かれていると感じました。まだ物語全体のつながりは見えませんが、不運にも巻き込まれた登場人物たちが葛藤しながら追い詰められていく重い空気が積み重なり、後半でそれらがどのように結びついていくのか強く関心を引かれました。2000年初頭の作品なので、今は良くなっているといいなとも思いました。2026/05/04

けぴ

33
2001年刊行された本なので時代の古い感じは否めない。最近の奥田作品と比較すると刑事とパート主婦とやんちゃな男子高校生というありがちな設定。ストーリー展開も上巻はもたついている。下巻にあっと驚く展開を期待!2026/05/22

そうにゃん

29
【長期積読本11】2021年3月購入。『最悪』が面白かったことと本書新装版が平積みされていたので期待して購入した。刑事九野と主婦恭子のパートでストーリーは進む。各々にとっての「邪魔」な存在が平穏な生活を搔き乱していく。警察組織、会社組織、マスコミ、活動団体とそれぞれの論理で「個」を翻弄していく展開にハラハラさせられた。『最悪』をラジオ番組で紹介してくれたプチ鹿島氏に感謝。(上下巻読了後に記載)2023/09/14

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