内容説明
あまりにも非人道的な入管の実態を、マンガでリアルに描く!!
法務省の外局で、出入国に関する手続きを行う「出入国在留管理庁」(入管)。この機関は日本人の出入国管理だけではなく、外国人の在留許可の管理や難民認定手続きなども担当している。また、ビザが切れて(または更新が認められずに)オーバーステイになったり、難民申請が認められなかったりといった外国人を収容する全国17か所の施設の管理も行っている。
日本人にはあまり知られていないが、この収容施設では行き場のない外国人に対する、暴行・暴言・イジメ・監禁・医療放置など非人道的な処遇が横行。その中で被収容者たちは心身を病み、自殺未遂を繰り返す人も出てきている。
著者は2004年から外国人被収容者の支援を行い、その体験をマンガに描き続けてきた。収容施設では写真を撮ることが許されず、本書は入管の実態をビジュアルで伝える、唯一の貴重なリポートと言える。117本のマンガに加えて、入管の実態を伝えるコラムとキーワード解説も収載。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
48
出入国在留管理庁(入管)に17年間通い、外国人との面会活動を通じて体験したものが漫画を交えてかかれている。全く知らない内容にかなり衝撃を受けました。今年の3月、名古屋の入管でスリランカの女性が死亡した事件。この本を読んだ今、非人道的な扱いは当たり前に行われているんだと、同じ日本人としてショックでした。もっとメディアでも報道して、現状を知って欲しいと切に願います。#NetGalleyJP2021/09/18
昼夜
17
私は今までオーバーステイしてる人は見つかったらすぐに国に帰されていると思っていましたが無期限に拘束されている人もいるって初めて知りました。このことが殆どの日本人が知らないことが問題でありなぜ報道されないのかとても不思議で一歩日本を出たら自分も言葉が通じない外国で同じ立場になるのかもしれないと思うと胸が痛くなります。2021/09/23
雪だるま
16
今まで入管の問題点にちゃんと耳を傾けていなかった自分を反省した。こんなにも酷いなんて!何が先進国だ!何がおもてなしの国だ!虐待の国じゃないか!これが自分の国だとは恥ずかしい!織田さんたちの活動のお陰で徐々に改善されている事は素晴らしいと思います。頭が下がります。私には直接力になる事は難しいですが、少しでも多くの自分の周りの人にこの酷い現実を伝えていきたいと思います。是非もっとメディアで取り上げて欲しいです。#ある日の入管外国人収容施設は生き地獄 #NetGalleyJP2021/08/30
ふうふう
13
★★★☆☆『サルなりに思い出すことなど』を読んで、アフリカの国々で起こる理不尽な出来事をなげいていた。やっぱり途上国は、、などと言えたものじゃなかった。日本もひどい。日本の入管の実情を知っている人、少しでも関心を寄せている人はどのくらいいるのだろう。多くの人に読んでもらいたい漫画です。2021/08/08
zel
12
全く知らなかった。これってホント?と思ってしまうくらい。人権を大切にする国として誇れる国になってほしい。2021/09/20
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