内容説明
シンプルライフのお手本として、これまで数多くの雑誌で紹介されてきた石黒智子さん。
そんな石黒さんが60代を迎え、暮らしを「さらにシンプルに、家事を簡単にしていく」ために、変えたこと、はじめたことを豊富なカラー写真と文章で綴る実用エッセイです。
一歩足を踏み入れると、すがすがしい空気が流れ、訪れる人だれもがなつかしい気持ちになる魅力的な部屋。
たのしく家事をこなせるように、部屋のいたるところにちりばめられた工夫の数々。
なぜ、こんなにも快適なのでしょう? なぜ、35年前に建てた家がだんだん美しく、気持ちのよい空間になっていくのでしょう?
「毎日、あたらしい発見と気づきがあり、暮らしは日々変わっていきます。」そう語る石黒さんの、知恵と工夫がたくさん詰まった一冊です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あつひめ
50
大好きなものだけに囲まれて暮らすことの気持ちよさが文面、写真から滲み出てくる。年を重ねることで若い頃とは違う悩みも出てくることがある。それも上手に受け止める例題集のようでもあり、年を重ねることが楽しみにもなってきた。家事は得意ってわけではないけれど、自分なりのルールを作って、家という自分のお城を美しく保ちたくなった。洗濯も掃除もひと手間を惜しまずに行動するとあっという間に汚れも無くなる。時短のためにも、日々の行動を惜しまないようにしたくなった。2019/08/11
ぶんこ
42
題名に惹かれて読みました。年々物の重量がこたえるようになってきて、オシャレで健康にも良い素材の製品から、とにかく軽い!洗いやすい、持ちやすいが基準になっているので、プラスチック製品への移行に共感しました。シンプルで驚いたのはお化粧をしない事、衣類やバッグ、靴が必要最小限な事でした。それに反してキッチン用品の豊富な事にも驚きました。特に電化製品は、キッチンが広くないと無理なので、真似できる範囲でネット検索しました。写真も豊富でわかりやすいですが、巻末に紹介リスト詳細があると便利なのにと残念。2018/04/22
布遊
37
*50代は一日遠出をしても、早めに床につけば、翌日は普段通りに過ごせた。横になって休むより、庭の手入れや小さな片づけで身体をほぐした方が早く回復した。*我が家の定番ができれば、他の商品を見なくていい。=一つ一つのものにこだわりの価値観や、合理的な考えを持っている方。なかなかそこまで追及できない。自分の知らないことは、教えを乞うと言う姿勢も持っている方のようだが、文からはちょっと突き放された印象を持つのはわたしだけでしょうか~2019/12/09
まちこ
36
《図書館本》10年先を見てみようと予約待ちして借りてきた。今、生活に追われているのは自分が生活に向き合ってないせいか・・・・と責められてる気になってくる。いやいや人それぞれ生き方もリズムも違うんだと自分に言い聞かせる。お花の稽古での学びの話、肩書きでなく作品から学ばせていただくというのは為になった。自分と花と向き合う・・・・どこの誰というのを関係なく一期一会。・・・・そこは取り入れて生きたいな。2018/07/18
たんぽぽ
29
石黒さんの考えは合理的で、きっぱりとしていて好感が持てます。 彼女が紹介するグッズをネットで探してみたりするのは、彼女の考えとは違っているのかもしれないけど。 年々、生活がすっきりとしてきて、美しく管理されていて…立派すぎて頭が下がります。2017/10/20