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内容説明
戦後復興とともにいち早く立ち直った日本の鉄鋼業は製造業の中核として高度成長時代を牽引した。だが1973年のオイルショック、1985年のプラザ合意を境に変化が訪れ、90年代に入ったバブル崩壊後、業績低迷が続く長期停滞期となり、経験したことのない苦難の時代に対峙することになる。本書は、日本の鉄鋼業の現実と未来を語る。
目次
「シリーズ刊行」にあたって
まえがき
第一部 本論:日本鉄鋼業の光と影
第一章 銑鋼一貫大型製鉄所の建設と発展
1 復興から躍進
2 高品質・高級化の本格的推進
第二章 苦難の時代と乗り越える挑戦
1 苦難の時代
2 しぶとく粘り強かった製造現場
3 さまざまな挑戦
第三章 日本鉄鋼メーカーの米国直接進出
1 怒涛の米国直接進出
2 対米直接進出の厳しい結末
第四章 中国鉄鋼業の躍進とその影響
1 爆発的拡大と日本への影響
補 中国鉄鋼業の代表的企業──事例
2 アジアでの本格的競争時代
第五章 再び光は射すか
1 今後の難題
2 再び「光」を求めて
第二部 会員の討論
テーマ1 銑鋼一貫大型製鉄所の建設と成功
テーマ2 「高品質」・「高級品」と鉄鋼生産を巡って
テーマ3 リストラと社外工
テーマ4 対米直接進出の失敗と教訓
テーマ5 中国・韓国製鉄業の躍進とその影響
テーマ6 苦難は乗り越えられたか
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こばんざめ
1
日本の鉄鋼業、というより、いわゆる高炉の歴史と展望を述べた解説書、いや、これは論文ですね。前半は「美土代研究会」の各会員がテーマ別に論じ、後半はそれぞれのテーマに応じた討論がまとめられている、という構成となっていて、なかなか意欲的な作りとなっています。前半部分、「光と影」と言いつつ、どちらかといえば高炉各社がたどった軌跡を光として論じており、影の部分に対する突っ込みが甘い気がしていましたが、後半の討論でそのあたりがズバリ指摘されていて、この研究会が単なる呑み友達でないことがわかります。2020/06/07
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