まんがタイムＫＲコミックス ソラミちゃんの唄 ２巻

著者名：ノッツ【著】

芳文社（2021/03発売）

• ISBN：9784832244658

内容説明

居心地のよすぎる部屋で、気の置けない仲間たちに囲まれて過ごす幸せな時間…… 描かれるのはその終わりと、これからのこと。ソラミたちは何を学び、何を選んで、どう生きる――? 絵と音楽の狭間をたゆたう個性派作家・ノッツが贈るポップ&センチメンタル4コマ、ついに完結!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ささやか@ケチャップマン]

2巻で完結。人生に上手く立ち向かえない感じがわりと読者に身近で読んでいて違和感なく楽しめた。1巻と比べて若干駆け足だったかとは思ったが地に足の着いた前向きさは好きだ。

2014/08/24

[unknown]

ずっと続くかと思われた幸せな時間からそれぞれが一歩を踏み出した第二巻。宅録少女と愉快な仲間たちが織り成すゆる～い日常系４コマとして展開しつつ、音楽とは、表現とは何かということも含みこませた一巻は不覚にも心を揺さぶられた傑作でしたが、キャラクター全員に訪れる環境の変化と、直面する現実、そしてそれぞれの新たな出発をちゃんとストーリーとして描き切り、爽やかに円満な終わりを迎えた本巻も素晴らしい内容でありました。終わってしまうのは悲しいのだけれども、それと同じくらいに晴れやかさもひとしおです。本当に心に残る一作。

2014/08/03

[inazakira]

連載時はまさか大学に合格した後も続くとは思ってなかったからかなりびっくりした。それを機に読むようになったわけだが。母親との関係修復、思い出の家、卒業による友達との別れ、自分の将来の選択。1巻でマイナスからゼロへ、2巻でゼロからプラスへ、癒しと自立？まあうまく言えないが良かった。確かに胸を打つものがあったよ。良作。

2014/08/10

[三毛乱ジェロ]

引きこもり宅録ミュージシャン海野空美の成長物語も2巻で完結。周りの人も含めて前を向くその姿勢がみんなを突き動かし、また突き動かされたと思う。また違うテーマでもいいから読みたいです。

2014/07/27

[ボルボラ (zairic）]

処女作とは思えないくらい構成の優れた傑作だった。ちと自分も頑張ろうという気持ちになれる。「良い話」をしようとすると、たいていの作品が押し付けがましく説教臭くなる中、そうもならずに綺麗にまとめた手腕に感動した。

2014/08/19