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内容説明
わが子の教育のため、絵事典を作ろう──。
江戸時代、京都の儒学者中村テキ斎は、天文、地理、人物、動物、道具、植物など
森羅万象1400項目超を収めた日本初の絵入百科事典『訓蒙図彙』を出版する。
あらゆる語彙を絵解きした未曾有の書物は瞬く間にベストセラーとなり、
子どもからおとな、果てはケンペルや南方熊楠をも魅了することとなった。
『訓蒙図彙』のデータベース化を達成した気鋭の研究者が、
その知られざる魅力を現代に蘇らせる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
パトラッシュ
59
写真やイラスト満載の子供向け百科事典は小学生の頃に夢中で読み耽ったものだが、その先駆といえる『訓蒙図彙』の存在は初耳だった。江戸時代の教育は寺子屋しか知らなかったので、文字を書くだけでなく語彙を絵解きする本があったとは。長くベストセラーとなったことで当時の子供たちが昔の自分のように知識に興味を持ち、成長後も学問に励む契機になったのは間違いない。いわば江戸後期の国学をはじめとする学術隆盛のみならず、海外の日本知識の基礎をも築いた書物だ。日本教育史で明治以降ばかり重視されるのは間違っているのではないだろうか。2021/05/27
bapaksejahtera
11
徳川政権誕生による社会の安定は、農業等の諸産業の成長、人口の急激な増大に留まらず都市識字層の拡大、出版業の成立を齎す。京の商人儒学者中村惕斎は、自らの子女教育の為絵入百科を作り、これが寛文版訓蒙図彙として拡充され出版に及ぶ。当時拡大した識字層の子女教育向けツールとしてベストセラーとなる。江戸中後期に何度か改定増補がなされた外、知識層への影響は著しく、和漢三才図会もこの影響下に成立した由。波は明治期に及び、西洋事物の絵入啓蒙本迄成立する。本書は洒落本黄表紙にもパロディ含みで応用され、小袖図案にも流用される。2025/06/07
志村真幸
3
1666年頃に京で出版された『訓蒙図彙』は、日本で最初の絵入り百科事典。 貴重なのは、180ページにもわたって原書の絵が収録され、懇切丁寧に解説されていること。日と月、牽牛と織女、墓と塚、兵農工商、金と銀、煙火と紙鳶、蚤と虱、杏と栗などなど。見ているだけでおもしろい。また、ひとつずつではなく、組み合わせでとりあげているところに工夫を感じる。 著者がどんな人物で、なぜ絵入りでつくろうと思ったのか。先行する辞書類がどのようにとりいれられているかも、ひととおり分かるようになっている。2021/08/05
takao
2
ふむ2021/05/13
Go Extreme
2
第一章 森羅万象への入り口 抄出解説『訓蒙図彙』・寛文六年版:天文 地理 居処 人物 身体 衣服 宝貨 器用 畜獣 禽鳥 龍魚 虫介 米穀 菜蔬 果蓏 樹竹 花草 『訓蒙図彙』の時代 『訓蒙図彙』その後の系譜 5つの『訓蒙図彙』ー諸版の考察2021/04/09
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